2008年6月8日日曜日
鶯谷 笹の雪
上野で日光・月光菩薩を見た後は、お隣の駅、鶯谷にある老舗の「笹の雪」まで。
ここは今から20年ほど前に、高校のクラス会で来たところ。
その時にいただいたお豆腐がおいしかったので、思い出して行ってみました。
「笹の雪」は、創業が元禄年間(ちょうど赤穂浪士の時代)という古いお店です。
俳人の正岡子規もお客さんだったとか。
コース料理を頼みましたけれど、写真を撮り忘れたものもあるので、献立はこちらをご参考に。
あんかけ豆富や胡麻豆富がおいしかったのに、忘れたわ。
前菜(真ん中にある豆富のマヨネーズのようなものをつけていただく)
冷奴
雲水、飛龍頭、湯葉料理各種
豆富のお茶漬け
最後のデザートは豆乳のアイスクリームに柚子のソース。
お豆富料理もこんなにいろいろあるとはね~。
日本人のアイディアって優れているものだな、と思いましたわ。
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このお店は今評判の「谷根千」にあるんですけれど、谷根千ってご存知?
谷は谷中、根は根津、千は千駄木の頭文字を取って名づけられたそうですけれど、昔の東京を知るお散歩コースとして、人気の場所なんですって。
それに私にとっては、谷中というのは、昔の本籍地だったので、何かとご縁があったところです。
谷中真島町というのが、本籍地だったんですけれど、私自身は住んだことはありません。
祖母や父から戦前は上野動物園の裏にある、谷中桜木町というところにあった家の話は何回も聞いていました。すごくきれいなおうちだったらしいのですけれど、戦災で焼けてしまいました。
谷中墓地の話などもよく耳にしていました。
今から思うと、まだ生きているときにもっと話を聞いていればよかったな、とつくづく思いましたわ。
こういうことを思い出すなんて、うーん、私も年を取った証拠かしら。
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3 件のコメント:
谷根千にはオペラ研究所があって、5年くらい通いました~!
いつもファミレスかラーメン屋でしたが(笑)
こんな素敵なお店があるなんて、勿論存じません!
今度行ってみよ~♪
あの辺りは空襲がひどかったそうですね。
あたしが通っていたエリアはそれほどではなかったようで、古い建物が残っていましたが。
日暮里から谷中墓地の中に入り込んで通っていたのですが、時々ガイドツアーのようなもをやっていて、なんだか不思議でした。
あの墓地は、何かと物騒なんですけどね。
桜の季節は、素晴らしい並木道がひとで覆い尽くされます(笑)
地元のひとにとっては、上野公園より谷中墓地、なんですね。
本当はね、史aya子さんが推薦していた韻松亭でしたっけ、あそこに行こうかと思ったのですけど、予約が必要だというので、ちょっとやめました。
「笹の雪」は予約不要ですし、庶民的ですよ。
お店でもらった地図には林家三平の家、子規の家、羽二重団子、下町資料館、などいろんな見学場所がありました。
史aya子さんも、このあたりは詳しいんですね。
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