先日、「きもの倶楽部」の好例「着物交換会」▼に行ってきました。
今回は心を鬼にして、持ってきたもの以上のものは、持ち帰らないようにしました。
おかげで、断捨離も少しは進んだようです。
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旅行用のスーツケースに、着物や帯、小物、和のアクセサリー、お誂えの残り布、着物雑誌などを詰め込んで、会場に出向きました。
この日はかなり暑い日でしたので、荷物を抱えての電車の乗り換えは、汗をかかないように、ゆるゆると行いました。
今回の会場は、和裁士Hさんの作業所。
すでに15名くらいの方が参加されていましたが、私は挨拶もそこそこ、着いたとたんに、扇子でパタパタして、しばし汗が引っ込むのを待ちました。
それぞれ持ち寄ったものを、お店のようにディスプレイしました。
こちらは帯や小物のコーナー。
写真では見えませんが、上の段には道行や羽織などもたくさん置かれました。
こちらのお部屋は着物コーナーです。
袷コーナーと、単衣・浴衣コーナーに分かれていました。
これはごく一部で、反対側にもたくさん並べられていました。
さて、20名の女性がきもの倶楽部のぶちょーMさんの号令と共に、争奪戦(?)となりました。
まだ着物は初めてという若いお嬢さんや、戦意満々の方もいて、それぞれ試着をしたりして、欲しいものはしっかりと手に入れたようです。
私は寸法がぴったりと合うもの、使用頻度などを考慮して、その基準をクリアするものしか選ばないと決めていました。
とはいえ、何もお土産がないのは寂しいので、
「そういえば赤い夏帯がなかったな」と思い、こちらのまるで新品で折った形跡もない絽の帯をいただくことにしました。
写真よりも朱色の帯ですが、ばあさんになっても夏は赤い帯なら許されるかも?
参加者のみなさん、それぞれいいものを見つけて、第一ラウンドは終了。
お茶を飲んで、しばし、休戦となりました。
そして、休憩後には第二部の後半戦が始まりました。
こんどは一点ずつ、ぶちょーさんが品物の講釈をして、引き取り手を求めます。
というのは、この着物交換会は、引き取り手がない場合は、自分で持ち帰らないとならないシステムなので、誰かに引き取っていただきたいのです。
ぶちょーさんの説明を聞くと、いままでとは違った良さに気づき、「それなら私がいただきます」という方のところに、お嫁入りすることになるのです。
実はこちらの帯は最後まで引き取り手がなかったのですが、未使用の美しい豪華な帯でした。
「海外のお土産にしよう」と思って、私が頂くことにしました。
私が持ち込んだものは、最終的にはすべて、どなたかの手に渡りました。
寸法が小さいのでどうかしらと思っていた着物もありましたが、お嫁入り先で、一回でも着ていただけたら嬉しいですね。
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この日の装い。
叔母の遺品の浴衣ですが、半襟を付けて着てみました。
小花模様なので、あまり浴衣っぽくないから着物風に着てみてもよいでしょう?
帯は高幡不動の骨董市▼で購入した紺色の絽の帯。
少ししか見えていませんが、グリーンの絞りの帯揚げも叔母の遺品です。
楽しい着物交換会でした。
お世話役のぶちょーさん、そして場所を提供してくださった和裁士さん、どうもありがとうございました。
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