2018年10月19日金曜日

芭蕉記念館へ

先日、芭蕉記念館▼へ出かけてきました。
区立なので、入館料は200円と格安。


ここは、江東区の森下駅から少し歩いたところにあります。
「深川芭蕉通り」という通りを歩いて行きました。


ここで「江戸の名所と俳諧」▼という展示をしていたので、興味があったのです。


芭蕉さんは深川のこのあたりに住んでいたため、こちらに記念館が建てられたそうです。


会場には、芭蕉関係の資料がたくさん展示してありました。


名所の図とともに俳句も紹介されていました。
一つ一つに興味がありましたが、あまりにたくさんありすぎて、目移りしてしまいます。


こちらは、後世の人が作った芭蕉像です。


芭蕉さんは「奥の細道」があまりにも有名ですが、それ以外にも、こんなにあちこち旅をしていたのでした。
どこへ旅行しても、芭蕉が詠んだ俳句があるというのも、うなずけられますね。
生まれが伊賀の人なので、忍者だったという説もあるようです。


こういうスタイルで歩いていたそうです。


私もちょっと真似してみました。


この記念館には、こじんまりとしたお庭もありました。


その庭の後ろには、隅田川が流れていました。
芭蕉さんもこの川を眺めながら、俳句をひねったことでしょうね。


私は俳句はまるで分かりませんが、芭蕉さんという人に生き方に興味を持ちました。
以前、芭蕉さんのお墓である大津の義仲寺というところに行ったことがあります。

芭蕉さんは故郷に向かって旅をしている途中で亡くなりました。
すごくおじいさんだと思っていましたが、実際は50歳の時に亡くなったそうです。
「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」は有名な句ですね。
私は、西行とか芭蕉さんのように旅する人が好きですね。

このあたりは、今は普通の町とあまり変わりはありませんが、江戸時代にはどんな風景だっただろう、芭蕉さんは何を見ていたのだろう、と思いながら歩きました。

少し歩くと「高橋」(たかばし)というところに着きました。


私の祖母は、その高橋生まれです。
子どもの頃、「おばあちゃんは深川の生まれでしょ」というと、
祖母は怒ったように、
「違うよ、私は高橋」と言っていたことを思い出しました。
私たちにとっては同じような下町ですが、きっと微妙な違いがあるのでしょうね。

お腹が空いてきたのでどこかで食事をしようと思いましたが、森下界隈はほとんどがお店が閉まっていて、なかなか食事にありつけませんでした。

たまたま見つけたのが「鍵」という喫茶店。
いろんなランチがありましたが、私が頼んだのはこちらのアジフライ。


アジが、とてもおいしかったです。
なんと650円という安さ。
下町値段なのかもしれませんね。

今回は芭蕉記念館のみしか行きませんでしたが、このあたり、面白そうなところがたくさんあるので、また足を伸ばしてみたいところです。

芭蕉さんにはかないませんが、この日は12,000歩くらい歩いていました。

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この日の装い。

10月中旬でも、体感的にはまだ暑かったので、綿麻着物にしました。


着物だけではおかしいかなと思って、羽織を羽織りましたが、結局、暑くて脱いでしましました。


帯は、「きもの浪漫」▼で2000円で購入したもの。



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