2018年10月22日月曜日

「江戸・東京を歩く」2

さて、都立高校公開講座「江戸・東京を歩く」▼初日のコースのご紹介です。

両国高校を午後1時に出発しました。
「本所絵図」(1863年版)を頼りに歩きました。


上の地図の赤いところは、神社仏閣です。
ということは、現在も存続している可能性があるので、それを頼りに歩きます。
大名のお屋敷なども記入されています。

この辺りの現在の地図はこちら▼

墨田区立大横川親水公園▼をずっと北の方に向かって歩きました。


この川は、どうして「横川」かというと、これは江戸時代に作られた川なのですが、江戸城に対して横に流れているから横川というのだそうです。
ということで、江戸城に対して縦に流れてい「堅川」もあります。


ここは公園として整備されていて、現在は川はありませんが、子供が遊ぶような水場がありました。
このあたりは公園の整備が進んでいますね。

みんなでゾロゾロと歩いているところです。



どんどん歩いて行くと、遠くにスカイツリーが見えてきました。


途中でちょっと道を折れました。


法恩寺というところに寄りました。


ここは江戸城を作った太田道灌が作った日蓮宗のお寺です。


秀吉や家康が立ち寄ったこともあるという、由緒あるお寺だそうです。
また鬼平犯科帳の舞台にも登場するお寺だということでした。


この辺りはかなり下町らしい雰囲気のところでした。

こちらは勝海舟のゆかりのお寺「妙見山」です。
父親がよくお参りに来ていたというところです。


勝海舟の銅像もありました。
洋服を着ていて、なんだかちょっとイメージが違うのですけど。


日本たばこ産業(現在は「塩とたばこの博物館」)などを通過して、ようやくスカイツリーに到着。
真下から眺めると、迫力がありました。


こちらで少し休憩を取りました。
ハロウィンが近いので、広場ではイベントをしていました。


スカイツリーは何回か行ったことはありますが、今回は川沿いに沿って歩きました。
そこではカヌーをしていたり、釣りをしていたり、とても楽しそうな風景が眺められました。

その後もどんどん歩いて、北斎ゆかりのお寺「法性寺」を通過しました。
ここは日蓮宗のお寺で、北斎が信仰していたそうです。


花王の大きな工場もありました。


川沿いの道をずっと歩きましたが、お天気がとてもよくて、木綿の着物でも汗が出てきたほどです。

次には「梅屋敷」▼でトイレ休憩。
中はお土産屋さんのようになっています。


「梅屋敷」はかつて呉服商の伊勢屋の別荘があったところで、その庭には見事な梅の木がありました。
水戸光圀や八代将軍吉宗も訪れたことがあるそうです。

こちらは広重の「名所江戸百景」の中の、有名な梅屋敷の浮世絵です。


顔出し写真を写してもらいました。


スポーツの神社という香取神社▼というところにも寄りました。
スポーツ選手がよくお参りに来るところだそうです。


その後はまたどんどん歩いて、亀戸天神▼へ。
もう夕方になって、写真も暗いですね。


ここは藤の花で有名なところですが、秋なので何も咲いていません。
11月には菊まつりをするようですが。


その後は普通の商店街を歩きました。

最後には墨田区総合体育館▼へ。


ここは以前は精工舎の工場だったようですが、今はとても立派な施設になっていました。
王貞治の色々な展示コーナーがありました。


王さんは墨田区出身で、このあたりとはご縁が深いそうです。

そして錦糸町の駅すぐにある錦糸公園でこの日は解散しました。
先生からは「今日は平坦でゆっくりコースだったけど、明日は厳しいですよ」と脅かされました。

この後は、新宿で高校のクラス会に参加しました。
そんなわけで、みんなで歩いたのは午後だけでしたが、それでも2万歩以上歩いていました。

(この項、続きます)



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