ここは光源氏が多くの愛人たちを集めた住まい 六條院を再現したところです。
2008年にも行っています▼が、すっかりリニューアルされていました。
季節ごとに異なるテーマで開催されていますが、今回は2020年の東京オリンピックにちなんで、「平安時代のスポーツ」というユニークな展示でした。
まずは、平安時代のサッカーである「蹴鞠」の場面です。
これは源氏物語の「若菜上」に登場しますね。
ちなみに、こちらの神社も通りました。
サッカーの神社として有名な白峯神宮▼です。
こちらは、平安時代の和製アーチェリー「騎射(うまゆみ)」というもの。
こちらは平安時代の和製ポロ・ホッケー「打毬(だきゅう)」と呼ぶそうです。
若い貴族たちがかっこいいですね。
どれも躍動感が溢れていて、細部までよく作られていました。
他にも、「四季のかさねに見る平安王朝の美意識」という、すてきなカラーコーディネートがありました。
梅の季節。
桜の季節。
こちらは女房達の遊びの場面です。
「偏つぎ」といって、偏とつくりを組み合わせるゲームで、こうやって漢字を覚えたのでしょうね。
こちらは、冷泉帝(本当は光源氏の息子)の即位の様子です。
赤い服を着ているのが冷泉帝です。
後に見える黒い装束の男性が光源氏です。
今回の天皇の即位も、こんな感じで行われるのでしょうか。
私の好きな場面です。
光源氏と頭中将が語らっているように見えますが、どうかしら。
今回、京都にご一緒したのは、着物友だちのKさん。
蹴鞠の貴公子たちをバックにしているところです。
私はこんな場面を写されてしまいました。
ぼーっとしていますね。
奈良時代、平安時代、江戸時代、明治時代のそれぞれの婚礼衣装も展示されていました。
これは平安時代のものですが、ちょいとお顔がコワイですね。
でも衣装は素晴らしかったです。
この風俗博物館は本当に素晴らしく、平安時代の貴族たちの様子を再現しています。
着物や小物ひとつをとっても、とても丁寧に作られていて、昔の技術を引き継いでいるように思います。また時代考証の参考になります。
もちろん、当時の貴族は人口の1パーセントもいなかっただろうと思いますが、このような形で想像できるのは、素晴らしいですね。
源氏物語にしても、文字で読むだけでなく、こうやって立体的な姿を見ると、千年の歴史を感じて、いっそう興味が湧いてきますね。
ワンコインで楽しめますので、興味のある方はどうぞ。
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