2019年3月25日月曜日

感性を磨く 着物のイベント@浜町

先日は、時々お邪魔する日比谷シャンテにある着物屋さん「きもの都粋(といき)」▼のイベントに行ってきました。
会場は、中央区浜町の近くにある全市という呉服屋さんでした。


このイベントに行ったのは、実は先月、日比谷のお店に行った時、草履を履き間違えてしまったので、その交換のためでもあったのです。
また着物スタイリストの石田節子さんのコーナーもあるというので、出かけてきました。

まずは石田さんのトークショーを聞きました。
春らしいピンクの蚊絣大島、桜と酒盃が描かれた染め帯、鱗模様の襦袢という春らしいコーディネートでした。


石田さんは池田重子さんのところで修行をして、その後は独立して着物スタイリストとなり、樹木希林さんや吉永小百合さんのテレビ番組やコマーシャル撮影のお仕事をされていた方です。
また数多くの着物コーディネートをされていて、その時の裏話などもお話されていて、面白かったですね。
こちらは石田さんのコーナー。


その後は展示場に行きましたが、きれいな色合いの着物がたくさん並んでしました。
私は特に買い物目的で来たわけではないので、あれこれ眺めていました。
こういうところでは、自分の感性を見極めるのに、役に立ちます。
自分がどういう色の着物が好きか、どういう組み合わせの着物が好きか、そういうのを客観的に見るためには役立ちますね。
また実際に生地を触ってみて、どんな手触りなのか、どのくらい軽いのかを体験できます。
そして産地の職人さんから、お話を伺うのも、勉強になります。
また、これは大きな声では言えませんけれど、他の人が選んでいる反物を見て、いかにお店の人が褒めちぎっているかを、チラリと眺めるのも、秘かな楽しみです。

「背が5センチ高く見える、体重が5キロ減って見える、年が5才若く見える」というキャッチフレーズの反物がありました。


ピンク系、薄紫系、ブルー系など5種類ありましたが、私は深緑を選んでみました。
巻き巻きされた様子です。
斜めのグラデーションのために、背が高く見えるのだとか。
布の触り心地が良くて、しわにもなりにくいということで、確かに素敵なものでした。


たまにはこういう着物も良いかもしれませんが、お値段は30ウン万円。
帯も30ウン万円。
いくら「お似合いですよ」と勧められても、おいそれと買えるお値段ではありませんね。

不要な着物を引き取っていただき、そのクーポン券と合わせて帯締めを購入しました。
というのも、京都旅行にご一緒したKさんが白の帯締めをされていて、私も一本白いのが欲しいと思っていたからです。
ちょっとベージュ色ですが、役に立ちそうです。

お店の係の方とツーショット。


店長さんとツーショット。


お店を出た後は、お天気も良くなったので、近くをブラブラ。

朝のうちは怪しいお天気でしたが、見事に晴れました。
浜町公園です。


近くには明治座▼があります。
今は北島三郎のショーが公演中のようで、高齢者の方がたくさんいらっしゃいましたよ。
そこの隣にある神社。


あちこち歩いていて、「賀茂真淵の居住地跡」という標識を見た時には驚きました。
江戸時代の人が急に出現したようでした。


この方は国学者として有名ですが、歌人としても有名なんだそうです。
そういえば、前回の「謡音読会」の「梅」▼も、この方が歌詞を作られたということでしたね。

*****

この日の装い。

桜の開花宣言もあったので、桜色の大島紬。
「ザ・大島」という重厚な感じがしないのが好きです。


帯は着物友だちのKさんから譲っていただいた黒い帯。


色々な色が入っているので、どの着物とも相性が良くて、役立っています。






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