2021年3月1日月曜日

仙川さんぽ その2.実篤公園

公民館での写真展▼の後は、すぐ近くにある実篤公園に行きました。公園の散策だけなら、ここは誰でも無料で入れます。


あら、Uさんが写ってしまいましたね。

公園に入ると、木の間から富士山の姿を眺めることができました。写真ではちょっと分かりにくいですけど、高い建物(マンション)の左側にうっすらと見えました。

実篤公園というのは、もちろん武者小路実篤に関連する公園ですが、彼は晩年、ここに住んでいました。広さは5,000平方メートルということですが、かなり広いところです。

実篤は、「水のあるところに住みたい」という願いがあったので、広い敷地の中には池もあります。


とてもお天気の良い日で、空が澄んでいてきれいでした。


こちらは住居の入り口にあった蹲。

実篤はこの住まいに、昭和30年~51年までの20年間暮らしたそうです。

この住居は毎週土日には公開されますが、この日は平日だったので、外側から覗いてみただけでした。

実篤の描いた絵画や、筆などの道具も無造作に置かれていました。

現在でも多くの植物があるところですが、昔はもっと鬱蒼としていたのだと思います。

足場は石ころが多く、気をつけて歩かないと、足をくじいてしまいそうです。

ちょうど椿の季節でした。


敷地内には「実篤記念館」もあり、こちらは65歳以上の市民は無料で入館できます。
この記念館は昭和60年に開館されました。
実篤の作品、資料などが1700点も収蔵されているそうです。


実篤という人は、由緒あるおうちの生まれの人で、小説以外にも、詩を書いたり、絵を描いたり、劇も作っていたそうで、マルチ人間だったようです。
「新しき村」の活動も有名ですね。
奥様という方はとても美しい方で、3人の娘さんの良い父親でもあったようです。

記念館では「実篤の手紙展」が開かれていました。

家族に宛てた手紙、著名人(谷崎潤一郎とか三島由紀夫など)に宛てた手紙やはがきなどが、きちんと保存されていました。とくに病気の奥さんに宛てた手紙は、何回も書き直したようで、その下書きも残っていました。

記念館の庭には立派な梅が咲いていて、満開でした。


紅白ともありましたが、青空には白梅が似合っていました。

その後は、実篤公園を出て、仙川の住宅街を一周しました。

小学校、中学、高校もある地域です。

校庭の隅には、蕗のとうがたくさん咲いていました。

この辺りは国分寺崖線といって、すごく急な坂道になっているところです。以前、この辺りを自転車で通って、難儀したことを思い出しました。


この辺りはお寺も多くある所です。
親鸞の旅姿。


お隣のお寺にも親鸞さんが。


のんびり歩いて、8000歩くらいだったでしょうか。
お天気がよくて、ラッキーでした。

*******

この日の装い。

ネットで購入したリサイクルの紬です。
サイズがドンピシャ。
裏地の色が、渋い鶯色のところが気に入っています。


帯もネットで購入。
ポリエステルの格安品ですが、普段使いにはちょうどよいのです。


*******

「一日一句」

散歩道 垣根の向こうに 蕗のとう


0 件のコメント: