2021年3月10日水曜日

「人魚のうろこ」

先日、吉祥寺の東急デパートに行ってきました。

美術工芸品売り場で、中村夏子さん▼の展示販売会があったのです。

中村さんは多摩美ご出身のビーズ作家さんですが、彼女と同級生3人によるガラスの作品展でした。

「イロイロガラス to ビーズ」というもので、毎年開かれていますが、今年のテーマカラーはターコイズブルーでした。

数年前、八王子でビーズ織りのワークショップでお会いしてから、彼女のファンになりました。

繊細なビーズを巧みに操り、素敵なアクセサリーを生み出していらっしゃいます。

彼女が生み出す作品は、花や鳥、幾何学模様などのデザインで、色も淡く美しく、夢見るようなものばかりです。今回も「忘れな草」や「ヒスイカズラ」「椿」などの美しいお花のアクセサリーがたくさん並んでいました。

また中村さんご自身も、ソフトでしなやかな美しい方です。淡いバイオレットがお好きな色とのことで、今回もきれいな薄紫色のセーターを着て、自作のピアスとネックレスをまとっていました。

こちらは、以前、教えていただいたビーズ織りの帯留です。不器用な私ですが、手伝っていただきながらなんとか作り上げたものです。


この1センチか2センチくらいの大きさのビーズ織りを仕上げるだけで、本当に大変な手間がかかってしまいました。それを思うと、大きな作品をいくつも仕上げるなんて、私には信じられないほどです。

中村さんの作品は、どれも時間をかけて作り上げた作品ばかりですが、昨年からのコロナにより、制作時間がだいぶ増えたとのことでした。

今回は青がメインの作品展でしたので、私は青いお花のピアスにしようかと思いましたが、珍しいデザインのアクセサリーが目につきました。

「人魚のうろこ」というシリーズで、ネックレスやブレスレットなどもありましたが、こちらのピアスがちょうど大きさもよいのでした。

中村さんの説明では、これは左右の色が微妙に違うのだそうです。青と薄紫の2色になっていました。


海の中にいる人魚を思い出させるピアスです。

右から見られる時、左から見られる時を意識して、別々の色にしたのだそうです。お洒落ですよね。

「人魚のうろこ」を付けてみるとこんな感じ。写真は加工しています。このくらいの長さなら、着物でも大丈夫ですね。

ということで、久々にピアスを購入しました。

この作品展は3月10日まで開催中です。

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この日の装い。

作品展の青を意識して、ブルーのタイシルクの帯をメインにしました。着物は濃い藍色の紬です。


こちらの帯締めは、青とピンクの2色裏表使えますが、今回はピンクにしました。

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「一日一句」

 水ぬるむ 「人魚のうろこ」 ゆらゆらと



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