東日本橋に出かけたとき素敵なポスターを見たので▼、すみだ北斎美術館▼まで行ってきました。
「筆魂 線の引力・色の魔力―又兵衛から北斎・国芳まで―」展です。
すみだ北斎美術館は、その名の通り、この地とゆかりのある葛飾北斎が中心の美術館です。ところが今回は北斎がメインの展覧会ではありませんでした。
また、浮世絵といえば版画が連想されますが、肉筆画に限定された展覧会でした。
とても迫力がありました。
おまけに新発見された作品、初公開された作品など貴重な絵画もたくさん見ることができました。
会場入ってすぐのところに、岩佐又兵衛の作品がありました。この人は、浮世絵の先駆者と言われています。
その後も菱川師宣、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川豊国、そして葛飾北斎など、著名な絵師60名の肉筆画を楽しむことができました。
展覧会の構成は
1章 浮世絵の黎明から18世紀前期まで
2章 浮世絵の繁栄
3章 幕末を彩る両袖 葛飾派と歌川派
となっていました。
内容が濃くて、圧倒されました。
その後は常設展へ。こちらは北斎の作品紹介がメインのところでした。
撮影OKでしたが、室内は真っ暗で、撮影は無理でした。
富嶽三十六景だけはうまく写せました。
90歳で亡くなるまで、筆を持っていた北斎。腹ばいになって描くスタイルが有名ですね。
北斎の人形が急に動いて、絵筆で絵を描くのには驚きましたね。
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「一日一句」
春暁や 絵師の息吹が 肌に刺す
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