2024年11月15日金曜日

「多摩川上流水再生センター」訪問

このところパソコンのトラブルが続き、その対応に時間を費やしていました。

原因は、Windows11の大幅アップデート。いやはや、ほんとに疲れました。自分では対応できないほどのトラブルだったので、サポートセンターに電話をしたり、遠隔操作をしてもらったりしで、身体も頭も悲鳴を上げてしまいました。

ということで、本日のブログはもう1週間以上も前の出来事です。かなり忘却の彼方となりました。

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先週、大学のフィールドワークの一環として、東京の西部地区にある「多摩川上流水再生センター」▼を見学しました。

ここは私たちが使った水をきれいに処理し、多摩川に流せるようにしている施設です。

つまり私たちが使う水は、「多摩川から始まり、多摩川に戻る」という循環スタイルなのです。


   (東京都下水道局のパンフレットから)

広々とした敷地内にありました。子供向けの公園も隣接していて、良い環境のところでした。

今回の見学は大学から大型バスに乗り込んで出かけました。

現地に着くと、アースくんがお出迎え。


高い展望台からの見学→処理施設の見学→都庁職員の講義という流れでした。講義よりも見学が楽しかったですが。

高い階段を昇って、展望台から見た景色です。







すごかったですね~。いろいろ説明していただきましたが、とにかく巨大設備はかっこ良かったです。

驚いたことはたくさんありましたが、中でもこの施設(昭島市)と多摩川を挟んだ向こう側の施設(八王子)は、川の底で繋がっているということでした。連絡管といいます。


川底から約6㍍下で、二つの市の間に連結管が繋がっていました。長さは約570㍍です。誰が多摩川の下に、トンネルがあると思うでしょうか?


この連絡管を途中まで歩くことができました。


長いですよ~。

他にも、臭かった汚水が、何回も繰り返していくうちに浄化されていく施設も見学しました。最後には鯉が泳げるようなきれいな水になるのです。


技術系の職員の説明はとても分かりやすく、どんな質問にも答えていました。

実は私の住まいは、ちょうど多摩川が中流から下流になるあたりの地域なのでが、その地域に流れている多摩川の水量の半分は、処理された水だと説明を受けてびっくり!

満々としてゆったり流れる多摩川は、全部が山梨の奥地からの水ではなかったのです。

下の図のうち、紫色の部分は、処理された水でした。

          (東京都下水道局のガイドブックより)

またたくさんのマンホールが展示され、「ミニ水族館」もあり、子供でも楽しめる施設でした。


処理された水を使った水槽の中に、ヤマメとかいろいろ泳いでいました。

都内には13の水再生センターがあるそうです。

家庭から出た汚水は25センチの管を通って流れます。その後、集められて、この水再生センターで浄化されるのです。

たくさんの電力を使用しているとか。

その電気代や、諸々の無駄を省くためにも、私たちは水について、生活の意識を変えなければならないと思いました。

春には桜がきれいなところでしょう。

私たちも水はきれいに使いたいと思います。

調理に使った道具や食器の汚れは、まずは古布などで拭き取ってから使いましょうね。

とても有意義な見学でした。


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