2007年11月17日土曜日
伊藤伝右衛門さんって知っていた?
私って、つくづくモノを知らない人間なんだぁと悲しくなることがあります。つまり文化・教養に疎いのですね。
今回、北九州にお邪魔したとき、飯塚市というところにも寄る用事がありました。そこが炭鉱の町ということは知っていたのですけど、まさかその炭鉱町があの柳原百蓮さんと関係があったというのは、全然気がつきませんでした。
飯塚市で仕事をしている方に、伊藤伝右衛門邸を案内していただきました。
でもそこに行くまで、そのお屋敷が林真理子の小説「百蓮れんれん」のあの百蓮さんとはまるで思いもしませんでした。百蓮さんが、炭鉱王と言われた伊藤伝右衛門さんの奥さんだったとは。
私の頭の中では、全然、つながりがなかったの。
でも、この古いお屋敷に「百蓮」の文字を見つけて、ああ、そうだったのか、と気づきました。
ということで、せっかく面白く読んだ小説と、実際の町が気がつかなかったとは、私の一番の趣味である読書とはいったい、なんだったのかしら?
もう一度、「百蓮れんれん」を読み直してみましょう。
この小説は、すごい美貌の奥様で、炭鉱王を捨てて、年下の学生と駆け落ちしてしまい、歌人となるというストーリーでしたけど、そのおうちを見た後で読み返すと、また違った感想が生まれるかもしれないな。
それにしても素敵な豪邸でした。
伊藤伝右衛門邸のサイトはこちらの写真がきれいです。大正時代のレトロな雰囲気がいっぱい。
http://www.yado.co.jp/tiiki/tikuhou/ito_denemon/index.htm
ここは今は飯塚市の管理下にあるので、お役所時間に合わせて、駐車場も5時ぴったりに閉鎖されてしまうのには、閉口しました。
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