私の頭の中では、日本舞踊というと、藤娘とか汐汲みなどだろうと、勝手に想像していました。
雪の残る中、渋谷まで出かけました。
国道246の大きな歩道橋を渡ったところが会場でした。
渋谷区文化総合センター大和田というところでした。
ここにもまだ雪が残っていました。
会場の伝承ホールにはこんなポスターが。
光春譜▼という会でした。
でも、踊りは踊りでも、歌謡演歌に合わせて踊る踊りだったんです。
新舞踊とでもいうのかしら?
出し物は美空ひばりとか氷川きよしとかの演歌が流れていて、それに合わせて踊っているんです。
他にも「なだそうそう」とか「白虎隊」とかいろいろありました。
こういうのは初めて見ました。
着物はさすがに美しかったですね。
大みそかの紅白歌合戦の時に、演歌歌手の後ろで踊ったりするのと似ていましたね。
まぁ、こういう世界があるというのも後学のためにはなったかも。
ところがひどかったのが観客の態度。
曲の途中に出這入りしたりするのは当たり前、おしゃべりがべちゃべちゃとうるさかったり、携帯の画面がピカピカしていたり、妙な掛け声をかけたり・・・・。
演歌好きの人ってそういうことは気にならないんでしょうかね。
ちょっと残念でしたね。
さすがに終わりまで全部見る気にはなれなくて、途中で退席しました。
渋谷は坂道が多いので、雪道はひやひやしながら歩きました。
100円の「ハチ公バス」というのも走っているようでしたが、待っているよりも歩いたほうが早いようでした。
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この日の装い。
雪が残っていたので、よほどジーパンで行こうと思ったのですが、せっかく日本舞踊を見るならやはり着物でしょ、と13分くらいで着かえて出かけました。
でも会場にはほとんど着物姿の人はいなくて、残念。
表参道のリサイクル着物屋さんで買った紬です。
身幅が広過ぎたので、お直ししてもらって、結局高くついてしまったもの。
赤と黒のざっくりした帯はうたどんさんからの頂き物。
これだけだとつまらないので、Berry工房さんのふわふわ帯揚げでちょっと遊んでみました。
こちらの濃いピンクの道行は、着物で初めて京都に行ったとき、急に寒くなって、慌てて神楽坂のたんす屋さんで買ったもの。意外と暖かいですね。
そういえば、たんす屋さんは創立90周年記念だそうですね。ということは大正時代からやっているわけですね。
舞踊ショーのついでに東急プラザに入っているたんす屋さんに行ってみました、
900円均一、9000円均一の着物が並んでいました。でもちょいと寸法に問題があったり、シミが目立ったりしていたので見せていただいただけで、何も買わずに戻りました。
最近は、ただ安いだけという理由では着物を買わなくなりました。
安いものを買って1度だけしか着ないものよりも、少しは高くても何回も使用したもののほうが、結局は割安になるわけですから。
少しはお利口になったかしら。
4 件のコメント:
伝承ホールには落語会で時々行きます。
確かにあの坂道に雪が残っていたら危険ですよね。
私も一度滑って草履を飛ばしたことがあります(笑)晴れの日でしたが・・・
新舞踊(?)衣装が気になります。
お引きに日本髪?訪問着で素踊り?それとも梅沢富美男風でしょうか?
妄想が広がります。知り合いが出ていたら楽しめそうですね。
よーでるさん、伝承ホールへの坂道は怖いですよね。
衣装は普通の着物が多かったですが、天の羽衣のように薄いショール(?)を羽織っていたり、袴姿もありましたね。
お顔はほとんどのかたが、普通のお化粧で、白塗りはほんの少しでした。髪型も普通が多かったですね。
たしかにこういうのは、知り合いが出ていたらもっと楽しめただろうと思いますね。
母のやっているのも、たぶん新舞踊だと思います。藤あや子とか、伍代夏子の曲に合わせて踊ることも。色っぽい振り付けで、遠くから見ると87歳のおばあさんには見えないわ(笑)
そういえば日曜日、夫がいなかったので夕飯作りをさぼってJミン亭に行ったら、うたどんさんにお会いしました。
家にいたままの恰好&スッピンで、ちょっと恥ずかしかったわ。
いくら近くても、一歩外に出たら誰に合うかわからないからちゃんとしてないといけませんね。
そうそう、マサさんのお母さまはこういう踊りをされるのでしょうね。振付を覚えたりするのも大変でしょうけれど、それが若さの秘密かな。
Jミン亭、あそこの五目中華そばはおいしかったですね。うちの近所にもああいうお店があるといいなと思いますよ。
この帯もうたどんさんからの頂き物です。ほんとにたくさんいただいて、ありがたいことですね。
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