展覧会のタイトルは「きものモダニズム」▼です。
「アール・ヌーヴォー、アール・デコからモダニズムへ」というサブタイトルが付いていました。
ここには、長野にある須坂クラシック美術館▼所蔵の古い銘仙が100点も展示されていました。
公開期間は、前期と後期に分かれていて、展示された内容も違っていたようですが、後期は花柄の銘仙が多かったのではないでしょうか。
こちらはチラシの一部です。
大正時代から昭和初期にかけての銘仙は、自由な発想で、美しくて大胆なデザインの着物にうっとりしました。
とくに色がきれいで、水色や紫、朱色、緑など色とりどりの着物がとても素敵でした。
デザインも、チューリップの花とか、傘とか、今の着物の模様には見られないようなものが多くありました。
私の母の世代は、娘時代には銘仙を着ていた時代だと思いますが、きっと着物を選んだり、着るのが楽しかったのでは、と想像しています。
日本の若い女性たちが、このような美しい銘仙を着ていた時代は、その後の戦争によってカラフルな世界は焼滅されてしまい、モノクロの時代になってしまうわけです。
それでもオシャレな人たちは、モンペの下にはきれいな色の着物を着ていたのかもしれませんね。
カラフルで大胆なデザインの銘仙の着物を見て、彼女たちはどんな帯を締めていたのか、とても気になりました。
「きものモダニズム」は2015年12月6日(日)まで開催されています。
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この日の装い。
銘仙展なので、銘仙の着物です。
紫と黄緑がすっきりとしたストライプです。
これは「着物交換会」でIさんからいただいたもの。
お袖が長かったので、お直し教室で自分で丈を詰めたもの▼ です。
上の写真で着ている羽織は世田谷ボロ市で300円で買ったものですが、着物の色と合っていたので、それほど安物には見えなかったと思います。
帯もボロ市。
これはすごく古い時代のものです。
模様の入った半襟は、京都の着物問屋さんのもの。
帯留は、川越のTさんの作品。
たまにはこういうコスプレっぽいスタイルをするのも、楽しいものです。
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