2016年6月14日火曜日

「サウンド・ドラマ体験講座」 3

市民カレッジ「サウンド・ドラマ体験講座」も3回目となりました。

前回は発音練習だったので、今回もそのもりでいたら、先生から急に台本を渡されて、受講生が順番に読むことになりました。
ちなみに生徒は男性4名、女性は15名くらいだと思います。

一人ずつ台詞を読んでみて、その人の声柄を知り、オーディションにするというのです。

心の準備ができていないので、焦りましたよ。

こちらが渡された台本です。

「・・・・・・・」が多くて、どうやって話してよいものやら、分かりませんでした。


台本のストーリーは、以前は同居していたカップルだったが、その女性が他の男を好きになって家出してしまい、その後、家に戻ってきたところ、相手の男性はそれをとがめずもせずに、一緒にラーメンをすする、というものでした。

私は最初に台本を受け取った時は、この女性に全然共感を得ませんでした。
だって分かれた元の男のところに戻るなんて、ちょっと考えられなかったのです。

おまけに女性は(くずれ落ちて泣きじゃくる)なんていうことになっていて、先生から「そこで泣いてください」と言われましたが、私は男の人の前で泣いた経験なんてないので、本当に困りました。

台詞なんて、急に言われて話せるものではありませんね。

私の話し方は先生からは、「もっと間を置いて」と言われましたが、ふだんからあっさりと話しているので、こういう怨念たっぷりシーンは向いていませんね。

先生のお話では、
◆常に人間観察をしていて、いろいろなタイプの人間を見ること。
◆登場人物の動きも想像して、その時間も考慮した上で台詞を話すこと。
◆話の前後の状況を想像して、どんな環境であるか、どんな場面であるかなどを思い起こすこと。
などと注意されましたが、つまり「想像力」に基づいた「創造力」が必要、ということでした。

ほんとに難しいですね。

役者さんというのは、好きでもない役でも、共感しなくてもその役になり切っていかなければならないというのは、大変なことだと思いました。

ということで、来週以降は役柄が決まるそうですが、どうなることでしょう?

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この日の装い。

この日は30度にもなるという予想だったので、洋服で出席しました。

これは、京都で買ったリサイクルの小紋があまり派手だったので、数回着たのちに、着物リメイクの弥弥さんに作り直していただいたチュニック▼です。


スマホで隠れてしまっていますが、襟がロールカラーになっています。


テロっとした絹の感覚がとても気持ちの良い服です。

ところが、久しぶりに洋服を着たせいか、冷房完備のスタジオではパンツスタイルでも寒くて寒くてたまりませんでした。

着物の時は帯周りなどで布が重なっているので、身体がそれに慣れているのでしょうね。

やはり出かけるときは着物の方が良いと思った次第です。




2 件のコメント:

マサ さんのコメント...

私が習っている朗読は本を読むだけですけど(それでもなかなか上達しませんが)、こちらは演技力が必要で、ハードルが高いですね。
私は恥も外聞も忘れて読んでいるつもりでも、「声が小さい!」とか、「もっと気持ちを込めて」とか、いつも怒られています。
としちゃんは、思いっきり演じてください!

おおしまとしこ さんのコメント...

マサさん、朗読教室はまだ続けていらっしゃるのね。
かなり上達されたことでしょう。
実は私はこの講座は第一希望で申し込んだのではなかったのですよ。
もう一つ、ボイストレーニングというか、身体を使った講座が希望だったの。
普段の生活ではほとんど大声を出さないので、声を出してみたかっただけなのに、
演技まで求められて、えーという感じです。
なんだか想像したのと違って、どこまで続けられるかしら。
スタジオが寒いので、声も縮んでしまうわ。