来日中のカナダ人家族のボーイフレンドからの要望があり、みんなで皇居参観に行ってきました。
私は戦後生まれの日本人として半世紀以上生きてきましたが、これまで皇居とはあまりご縁がなく、テレビや報道で見るだけのところでした。
カナダ人の来日により、日本国の象徴の方がいらっしゃる場所を参観するのもよい機会だと思い、参観に出かけてみました。
この日は快晴で、最高の参観日和でした。
東京駅から皇居まで歩いていくことにしました。
ここから皇居まではゆっくりと15分以上歩いたでしょうか。
周囲の近代的なビルと、クラシックな東京駅のコントラストが面白いですね。
見学者は桔梗門に集合です。
事前にネット予約をしていたので、それほど並ばないで済みましたが、当日参加はすごい行列でしたので、ずいぶんと待たされたようです。
名簿をチエックした後は、首から下げる参加証を渡されました。
それにしてもすごい人数で、400人くらいいたそうです。
そのうちの半分か、3分の1くらいは外国人のようでした。
まずは大きな部屋に通されて、コースや注意事項などの説明がありました。
これは日本語と英語でのアナウンスでした。
およそ1時間半くらいかかるとのことでした。
飲み物は自由に飲んでもよいが、途中にはトイレがないとのこと。
この建物にはお土産屋さんがあるのですが、そのお店はなんと午後3時には閉まってしまうので、「買うのなら今のうち」と言われて、慌ててこちらの「二重橋ゴーフレット」を買いました。
他にも菊の花せんべいとかいろいろありましたよ。
でも時間がなくて、選んでいる暇がありませんでした。
普通の美術館や博物館なら、見学した後にお土産コーナーがあるのですが、ここは事前に買うしかなくて、おまけに見学後は閉店というのも、宮内庁らしいのでしょうか。
さて出発しましたが、400人もの団体がぞろぞろ歩くので大変です。
おまけに外はカンカン照り。
日傘が役に立ちました。
皇居は江戸時代には徳川将軍の住むお城でしたので、櫓などが見えると、外国人観光客は、わーと歓声をあげて、写真をパチパチ。
こちらは富士見櫓。
江戸城の中では一番古いものだそうです。
石垣と櫓を合わせると、高さは約30メートルあるそうです。
周囲の緑と、青い空の中に建つと、小ぶりでも美しいですね。
皇居はほんとうに緑が多いところでした。
外国人はその美しさに感激していたようです。
二重橋から東京駅方向を眺めたところです。
島倉千代子の「東京だよおっかさん」を思い出しました。
「あれが、あれが二重橋・・・・」
下の写真は、二重橋の上から見た伏見櫓。
三代将軍家光の頃、京都の伏見城から移されたそうです。
車もない時代に、どうやって移動させたのでしょうね。
こちらは新年と天皇誕生日の一般参賀の時に、皇族がたがご挨拶される宮殿東庭というところです。
後ろが宮殿です。
とても横に長い建物でした。
一般参賀の時は、みんなが立っているところまで、進んでよいのだそうです。
指を指している人がいますね。
うちのカナダ人たちは、この日の朝は築地に行っていたので、かなりへばってきました。
私は日傘を持っていたので助かりましたが、お疲れでした。
木陰に入って、記念撮影をしました。
たくさん歩いたので、みんな喉が渇いてお腹がすいてきたので、ごきげん斜めになりましたが、それも仕方ないですね。
みんな、はぐれないで良かった!
私は皇室崇拝者ではありませんが、皇居は、日本人として知っておいても良い場所ですね。
江戸時代には徳川幕府の中心だったところに、京都から天皇家が移ってきて、その後は皇居として大日本帝国の権力が集中する場所となり、そして戦後には日本国の象徴となるわけですね。
ただし、一つのファミリーがあのような広大な敷地にお住まいになるというのは、どういうことだろうかと思いますね。
それでも、皇居は建築物として見るには面白いところだと思います。
他にもいろいろと思うことはありましたが、とりあえずさらっと記録に残しておきました。
******
この日の装い。
出かける前はそれほど暑くはなかったので、袷にしました。
皇居に行くのにリサイクル着物はどうかとも思いましたが、新緑に合わせて黄緑色の小紋にしました。
帯は叔母の遺品の名古屋帯です。
金糸銀糸が散りばめてあるので、ちょっとした時に使えそうです。
日本人も200人以上の参加者があったと思いますが、誰も着物は着ていなかったので、ここでもかなり被写体にされてしまいました。
0 件のコメント:
コメントを投稿