さて、川越きもの散歩▼の皆様のご案内で、行田市内を歩いてみることにしました。
この日はとても暑い日でしたので、まずは「足袋と暮らしの博物館」▼のすぐ近くにあるカフェ「日和」▼で喉を潤しました。
素敵なカフェでしたよ。
しばし涼んでから町を歩きましたが、その前に、川越きもの散歩の皆様の着物姿をちょっとご紹介しましょう。
代表のFさんの後姿。
うちわを半巾帯に挟んだところが、かっこいいですね。
行田にはもう何回も来ていらっしゃるそうで、とても頼りになる存在でした。
こちらは副代表のSさんの後姿。
お太鼓と前帯にはお人形さんが並んでいて、歩くたびに、その足がゆらゆらと揺れるのです。なんとも楽しい帯でした。
行く先々で、みなさんからこの帯には驚かれて、写真を撮られまくりでしたよ。
こちらは蔵めぐりのパンフレットです。
蔵は全部で17か所もありましたが、今回はメインのところだけにしました。
こちらは古い建物を利用したパン屋さん「翠玉堂」▼です。
手づくりのパンは昔風の棚に入っていて、ディスプレイの仕方も、とてもユニークでした。
暖簾にはここのご店主の似顔絵が描かれていました。
そして素敵なカフェ「閑居」▼に連れて行ってもらいました。
ここは、以前、行田市の初代市長・奥貫賢一氏の邸宅だったところです。
奥貫市長は、行田市の都市基盤を築き、近代化へ導いた政治家だったそうです。
そのお住まいをご家族のご厚意により借りて、地元の建築家が改装して、カフェに開業したそうです。
ちなみに「閑居」とは「閑静なすまい」という意味ですが、よく言われる「小人閑居して不善を為す」とは「世事から身を引いて、のんびりと暮らすこと」、という良い意味もあるそうですが、「小人物が暇を持て余すと、とかく悪事に走りやすい」という意味もあるようです。
暇人は、気をつけなくちゃね。
「閑居」は、室内も素敵でしたが、お庭も素敵で、ここにいるとゆったりとした気分になりました。
帰りたくなかったな。
立派な屏風が立てられていました。
おいしそうな抹茶ロールです。
私はチャイを飲んでみました。
こちらの敷地内には、「足袋蔵ギャラリー 門」がありました。
そこで、「行田市蓮の大使」でもある工芸家の木暮照子さんの人形展を拝見しました。
木暮さんの作るお人形は、お顔がとても優しくて、気分がほっと和むようなものばかりでした。
木暮さんのブログ「蓮の心」▼にも人形展のことが掲載されています。
こちらには人力車もありましたよ。
そして川越きもの散歩のみなさまとお別れして、とても満足した気分で、また秩父鉄道に乗って、家路を急いだのでした。
素敵なプチ旅行になりました。
私の好きな町歩きや、町の歴史を知ることができました。
行田市には興味がいっぱいですので、また来月、お邪魔してみようと予定しています。
行田市を案内していただいた「川越きもの散歩」の皆様、「足袋と暮らしの博物館」を案内していただいた皆様、「行田市郷土博物館」の皆様、どうもお世話になりました。
お礼申し上げます。
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この日の装い。
あまりに急に暑くなってしまい、何を着てよいのか分からない状態でしたので、大島の単衣にしました。
うたどんさんのお母様が着ていらっしゃったこの茶色の大島紬は、シャリシャリしているのでそれほど暑さは気になりませんでした。
帯はろっこやさんのレインフォレスト帯。
帰宅したら、帯は汗で湿っぽくなってしまいました。
(この項、おしまいです。)
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