2017年5月17日水曜日

ショパンとリスト その2

先日、市民カレッジ「ショパンとリスト 生涯と作品」の2回目がありました。
1回目の様子はこちら▼

私はいわゆる西洋音楽については、まるで知識も演奏経験もない人間ですが、偉人と言われる人の生涯には興味があるので、こちらの講座を受講してみました。
ピアニストの津田真理さんのトークとピアノ演奏です。

この講座は平日の午後に開催されているので、私は前夜の睡眠不足に勝てずに、ショパンの生涯についての時は、ついウトウトとしてしまいました。

【演奏曲目】
ショパン
夜想曲 4番
ワルツ 2番
バラード 2番


でもリストのほうは、彼の人生も音楽も面白く聴くことができました。

リストは当時としては珍しく長生きをして、75歳まで生きました。
彼には3人の子どもがいましたが、次女のコジーマという女性は、そのころ50歳だったワーグナーと不倫関係になったという話を聞きました。
リストとワーグナーはほぼ同じ年齢の作曲家同士で、ワーグナーは女性関係には難ありの男だったそうで、そんな男のところに自分の娘が駆け落ちした、というのは父親としてはリストはどんな気持ちだったのでしょうね。

【演奏曲目】
リスト 
≪パガニーニ大練習曲「狩」≫ 41歳の時
≪献呈≫ 37歳の時
 これは好きな曲でした。
 シューマンがクララと結婚したころ、シューマンが妻クララに捧げた歌曲を、リストがピアノ曲に編曲した作品だそうです。
≪小鳥に説教するアッシジの聖フランシスコ≫ 55歳の時
 ちょうどリストの娘が不倫したころの曲でしょうか。
 初めは小鳥のさえずりのような音が聞こえてきて、後半は雄大な風景を感じさせる曲でした。

こんなふうに作曲家がどのような人生を歩み、そしてその人生のどんな段階で、どんな気持ちで作曲したかが分かるのは、面白いと思いました。

またピアニストや指揮者もそういうことをよく分かっているでしょうから、演奏するときも気持ちが入っていくのでしょうね。


演奏の後で、受講者から暗譜はどのようにするのかという質問がありました。
津田さんは難曲もすべて暗譜されていて、すごいと私も思っていました。
その答えは、区切って覚えるようにしているとのことでした。
一度に覚えようとするよりも、小分けにして覚える方がよいとのことでした。

これまであまり縁のなかったピアノの世界について学ぶ機会を得ることができて、嬉しいことです。
(とても倍率が高い講座なので、先生は同じお話と演奏を3回もされているのです。)

写真は講義の内容とは関係がありません。
市民カレッジの会場に飾られているお皿の絵付けです。

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この日の装い。

かなり暑い日でしたので、お気楽に三河木綿です。
「あづまや」▼さんの通販で仕立てをお願いしたものです。


着物を着始めて2年ほどしたとき、パーソナルカラー診断を受けて、黄色でも縞模様なら似合いますよと言われて、安心して選んで仕立てた着物です。

帯もそのころに手に入れたもの。
大きなポピーの絵柄です
裏地がなくて軽いので、暑い日には良いですね。


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