年をとると、どうしても背中が丸くなってしまいますが、私はそういう姿をどうも許す気持ちになれません。
自分の背中が丸くなるのもイヤだし、他人様のそういう姿もあまり目にしたくないと思っています。
姿勢の悪さがいちばん、年寄臭く見える原因ではなしら。
ということで、最近、またウォーキングのクラスに復帰しました。
といっても、これはしゃなりしゃなりとモデルウォークをするレッスンではなく、1時間のレッスンのうち、ほとんどはストレッチや、筋肉を鍛えてバランス感覚を育てるエクササイズばかりです。
走ったりするわけではないのに、汗だくになるほど、身体の芯を使います。
そして残りの10分ほどで、ようやく歩く練習となります。
すると、いつもとは違って、かっこよく(?)歩けるようになるのです。
もう一つのレッスンは、こちらは「ブレス&ヴォイス トレーニング」というレッスンで、以前にもブログに書きました▼が、2時間近いレッスンの間、ほとんどが身体や顔の表情筋をほぐすエクササイズばかりです。
そして残りの15分ほどが歌の時間となります。
先日は「どこか遠くへ行きたい」や「サンタルチア」を歌いました。
実は私は歌がものすごく下手で、人前で歌を歌うことはないのですが、しかしこのレッスンの後は、信じられないほど声が出て、伸びやかに歌えるようになり、自分でも気持ちが良くなれるのです。
どちらのレッスンも共通していることは、自分の身体をうまく取り扱う、ということでしょうか。
普段あまり気にしていない身体のパーツですが、それを客観的に見て、取り扱うのは面白いことです。
首を伸ばす
肩甲骨を狭める
コウモンを締める
呼吸をしっかりと行う
にこやかな顔で行う
こんなことで、自分の身体が変わってくのが分かるのは面白いことです。
(すぐ元に戻ってしまうのが残念ですが)
自分の身体を思うままに動かすことができるようになるといいですね。
そして最終的には美しく歩くことができたり、美しい歌声で歌えるようになるということです。
私にはファッションモデルさんのように歩くことや、オペラ歌手のように上手に歌うことはとうてい無理です。
顔の作りや背の高さなどは取り替えることはできませんが、せめて姿勢を良くして、あまりおばあさんらしく見えないようにしたいなと思っています。
と言っても、着物を着ていると、電車で席を譲られることがよくあり、そんなにばあさんなのかなと、内心はがっくりしているのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿