先週のことですが、「お坊さまが笑顔と和菓子でおもてなし 秋のオープンテラスお茶会」▼というイベントに参加してきました。
「和菓子」という単語に魅かれて申し込んだのですが、実は、初めは「ちょっと怪しいグループの集まりなのではないか」と少し警戒していました。
でも地元のFB友達も参加するし、もし騙されたとしてもワンコインならいいか、という気持ちで神谷町まで出かけました。
神谷町は活気あふれるオフィス街で、多くのサラリーマンたちが闊歩していました。
光明寺というお寺を探してウロウロしていると、後ろからSさんに声をかけられて、ちょっと安心。
二人でお寺を見つけて、境内の中に入って行きました。
お寺は本堂の前の部分が広々としたテラスになっていて、そこに大きなテーブルや椅子が置かれていました。
この日は主催者を含めて、30代くらいの方から、私のようなおばあさんまで12名ほどの女性が参加しました。
まずはお寺の若いお坊さんがご挨拶。
お寺という場所を解放して、みなさんに親しんでもらいたいとのこと。
かつてのお写真(まだ髪の毛があった頃)などを見せていただき、和やかな雰囲気になりました。
とても素敵なロケーションでした。
目の前にお墓が見えることなど、忘れてしまいそうでした。
お茶をいただきながら自己紹介をしましたが、みなさん、いろいろなご縁でお寺さんと繋がっていたようです。
多くの方がお仕事と子育て真っ最中でしたが、それでも広い繋がりを求めているようでした。
一番期待していた、お坊さん手作りのわらび餅が出されました。
かぼちゃに柚子を混ぜた餡が、とても美味しかったです。
お茶と和菓子を囲んで、和やかにお話をしました。
参加者のみなさんは、お若くて、お仕事もされて、子供もまだ小さいのに、こういう活動に参加されるのは、やはりネット時代の良さなのかなと思いました。
私が子育てをしている時も、母親同士のつながりはありましたが、それは地元での集まりが多く、見知らぬ人との交流は、今ほど盛んではなかったような気がします。
この日は、ほんとうに秋らしい日和でした。
鰯雲が美しかったです。
目前には、東京タワーのシルエットがくっきりと見えました。
こちらのテラスは誰にでも開放しているそうで、お昼休みには近くのサラリーマンがサンドイッチ片手に休んだり、親子連れが飲み物を飲んでいたりしました。
最後はこちらの本堂にお参りをしました。
「梅上山」という名前ですが、これは徳川家康と親交のあったこのお寺のご住職が、紅梅を献上したところ、徳川家光から山号(お寺の名前)を「梅上山」と改めるよう命ぜられたといういわれだそうです。
なかなか由緒あるお寺なのですね。
何となく清々しい気持ちになれた半日でした。
主催者様、光明寺の木原祐健さま、大変お世話になり、ありがとうございました。
ちょっと怪しんだりして、ごめんなさいね。
また機会があれば、お会いしてみたい方たちでした。
(集合写真はFBより拝借しました)
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この日の装い。
秋っぽいワイン色の紬にしました。
数年前、初めてネットで買ってみた着物です。
寸法もぴったり、色も想像したとおりでした。
たぶん、3000円くらいだったと思います。
帯は型染の名古屋帯。
薄手で使いやすいものです。
帯揚げと帯締めをトルコブルーにして、ちょっと刺し色を効かせました。
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