先週のことになりますが、日本橋で開かれた「きものサローネ in 日本橋」に行ってきました。
このイベントを初めて見たときは、興奮してはしゃいでいましたが、何回か回を重ねると、「全部を一度に廻るのは無理」ということが分かってきて、重点的なところだけを見るようになりました。
今回、私がどうしても行きたかったのは武田染工▼さんの墨流し。
今年の6月には、青山の伝統工芸スクエアでハンカチの墨流しをした▼ので、今回は半襟に挑戦したかったのです。
朝一番で到着したのに、ワークショップの場所が分からず館内をウロウロして、少し出遅れてしまいました。
それでも前の方が描いているのを横から眺めて、「うーん、こういう色がいいな」とか「こういうデザインがいいな」とか参考にさせていただきました。
前の方が体験されているところを写させていただきましたが、割烹着は武田染工さんの備品です。
真ん中で指導されているのが、武田さん。左の方は染色後のアイロンかけを担当されていました。
いよいよ私の番がやってきました。
ちょっとシックにグレイ×黄色の組合せにしました。
小さなお花模様を描くのが難しくて、なんだかヒトデのようになってしまいましたが、そこは自己責任ですね。
武田さん、どうもありがとうございました。
もう一か所、行きたかったところは、地元で本格的な染織をされている「衣の織」(いのり)▼でした。
今回は珍しいラオスの綿織物や、藤の織物があるというので、行ってみました。
例年通り、地機の実演をされていました。
いろいろと貴重な織物を拝見させていただきました。
伝統的な織物を保存したり、継承させていくのは大変なことだろうと思いますが、とても頑張っていらっしゃいます。
左端が、主宰者の大久保有花さんです。
お召しになっているのは、もちろん、ご自身で織られた着物でした。
いま、話題のJOTAROさんのコーナーにも寄ってみました。
キラキラ輝く羽織紐や、ネクタイ型の羽織紐もお洒落でしたが、私には値段が高すぎました。
評判のジャージー着物は小さいサイズはないそうですが、あったとしても高くて手が出ないかも?
今回のサローネは、着物友だちのSさんとご一緒しました。
また彼女の帯作り仲間のNさんとも偶然にご一緒できたので、3人でプチプライスの帯揚げを選んだりして、楽しく過ごしました。
上の写真は、こちらのポスターと同じですよ。
ポーズも真似すればよかったかしら?
ポスターは、娘さんたちの着物の柄も含めて、なかなかオシャレなデザインでした。
この催しは3日間に渡って開催され、会場も3か所に分かれていて、運営される方はさぞご苦労があったことと思います。
私たちはただ見ているだけで楽をしていますが、裏では大忙しだったことでしょう。
他にもファッションショーがあったり、トークショーや日本舞踊もあったようですが、販売と見世物を同時にするのは、なんだかちょっともったいないような気もしました。
それでも、消費者と作り手、売り手が一堂に会して、直接お話しできたり、いろいろと素敵なものを見せていただけたのは、良かったと思います。
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この日の装い。
着物好きな人がたくさん集まるところなので、ちょっとばかり目立つ着物でもよいかなと思って、派手目なグリーンの木綿にしました。
ろっこやさんのものです。
帯は千円帯。
「ふぁんじゅ」というブランドのTシャツスタイルの半襦袢(?)でしたが、袖下が空いていないので、暑くてたまりませんでした。
白黒のボーダー柄が良かったので、試しに買ってみましたが、こういうものは、好き好きだろうと思います。
私の体型では、首と半襟がちょっとそぐわない感じでした。
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