2017年10月29日日曜日

鉄道史研究家の講演@高校同窓会

ちょうど先週の台風襲来の日、高校の同窓会が杉並区にある母校で開催されました。
私はたまたま同期の幹事役となっていたので、出席することとなりました。

懐かしい並木道。
ここは卒業以来半世紀が過ぎても、変わることのない風景でした。


この高校は戦前に創立されていて、80年近い歴史のある学校です。

校門を入ってみると、校庭は水浸しになってしまい、滝のように流れているところもありました。
ヨレヨレになって歩きましたよ。

まずはホールに集まって、みんなで校歌を歌いました。
金田一京助作詞、山田耕作作曲のとても難しい歌でしたが、覚えているものですね。


その後は総会。

そして、私と同期だった方の講演会がありました。
「鉄道遺産が物語るもの」というお話でした。


講師は、高校教師などを経て、現在は鉄道史研究家という方でした。
当時は多くの生徒がいたので、クラスが違うと、ほとんど誰が誰だか分からない状況で、
この方もまるで知らない方でした。
彼は、高校生時代から鉄道研究会の部員で、かなりの鉄道オタクだったようです。
お話はとても面白くて、講演時間が足りないほどでした。

主に東京西部地域における鉄道の歴史を、昔懐かしい写真と共に語ってくれました。
明治20年に、甲武鉄道というのがスタートしたそうです。
その後、日本鉄道、西武線、小田急線、井の頭線などが次々に走り出しました。

私が子供のころから乗っていた中央線、そして現在利用している京王線のあれこれが話題だったので、引き込まれるように聴きました。
大正2年(1913年)に作られた京王線は、初めは笹塚と調布の間を走っていましたが、その後、新宿まで延びたのですが、その頃の新宿駅は、現在の伊勢丹のあたりにあったのだそうです。
それが戦後、現在の新宿西口に移動したのだとか。
またうちの近所にある京王閣は、今は競輪場ですが、以前は一大レジャーランドで、動物園や植物園、プールなどもあったそうです。
また「武蔵中央電気鉄道」という環状の鉄道も作る大計画があったそうです。
幻の電車でした。
他にも面白いお話をたくさん伺いました。

詳しい内容は、同級生のカンカンのブログ▼をご覧ください。
写真と共に説明がされています。

その後は、場所を移して、立食パーティ。
150名くらいの参加者があったそうですが、会場は満員でした。
もう誰が誰だか分からず、先生と生徒の差もありませんでした。

ノンアルコールビール、サンドイッチ、お寿司で乾杯。

私たちの同期が、いちばん参加者が多かったかしら。
実は私たちのクラスは、また11月にクラス会の予定があるのですが、それでも8名ほどの方が集まりました。

お世話をしていただいた同窓会事務局や評議員のみなさま、どうもありがとうございました。

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この日の装い。

台風なので、濡れても大丈夫な東レシルック着物。


これにナイロンの腰巻(二部式雨コートの下のみ)を巻き付けて、長靴を履いて出かけました。
母校の校庭はまるで湖のようになっていたので、長靴で正解でした。
草履を持参しましたが、会場ではスリッパの用意があったので、草履は不用でした。

帯はタイシルクの帯。
着物も帯も「ゆめこもん」さんで選んだものです。

着物で来ていたのは私だけでした。

帰宅したら、着物はすぐに洗濯機へ。
それが、洗える着物の良さですね。


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