2017年10月6日金曜日

2017年秋 関が原へ 8 ~比叡山延暦寺~

この旅行記もだいぶ長くなってしまいました。
今回はこの旅行のハイライトでもある「比叡山延暦寺」です。
最澄が1200年前に、開いたお寺ですね。
法然、栄西、親鸞、道元、日蓮さんなど多数の有名なお坊さんがここで修行されています。

1994年には、世界文化遺産として登録されていますね。


私が、この旅行を通して一番驚いたのは、実は「延暦寺」という名前の堂塔はない、ということでした。
比叡山に250ほどあるあるお寺を総称して延暦寺、というそうなのです。

知りませんでした!

比叡山延暦寺は広大な敷地を持っていますが、実は3つの区域に分かれています。
3つ区域の中で、一番古くからある根本中堂のある区域は、「東塔(とうとう)」。
根本中堂は、修理中でした。


東塔から約1キロ程離れていて、荘厳な雰囲気のある地域が「西塔(さいとう)」。

西塔からまた4キロ程離れている地域は、「横川(よかわ)」と呼ばれています。
話がそれますが、「横川」といえば、源氏物語に出てくる「横川の僧都」」を思い出しますね。
この方が浮舟さんを助けたのです。
私はもう少し都近くのお坊さんだと思っていましたが、宇治と比叡山ではずいぶんと離れているのですね。

この3つの地域を合わせて比叡山延暦寺というのです。
それぞれの塔にはいくつもの建物がありました。

さて、今回は根本中堂(国宝)が工事中なので、西塔に行きました。
西塔の中だけでも、これだけたくさんの建物があります。


今回は、「釈迦堂」(重要文化財)という建物の中にある、1200年も一度も公開されなかったという秘仏を特別に拝観させていただきました。


入り口を下ると、杉の木がうっそうと生えていました。


こちらが釈迦堂です。
この建物は、信長の比叡山焼き討ちの後、秀吉が園城寺の弥勒堂を移したものだそうです。


3つの仏像があったのですが、一番、気になったのは、「頭が良くなる」という「文殊菩薩」でした。
孫の頭がよくなりますように、とお願いしてきました。

こちらのお土産(?)をいただきましたが、どのように使うものなのかよく分かりません。
また何が書かれているいるかも分からず、ちょっと困っています。


お参りした後は、山道をかなり歩きました。


琵琶湖も見下ろすことができました。

この後、坂本というところから、ケーブルカーに乗って、山を下ることになりました。

(この項、続きます)



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