船で琵琶湖を巡るのは、夢でした。
ただし、コースはいろいろとあり、竹生島に行くものだと思い込んでいましたが、今回は多景島(たけしま)というところまで行くコースでした。
こちらが、そのコースの図です。
こちらの彦根港から船に乗りました。
いろいろな種類があるそうですが、今回乗ったのは、この船でした。
多景島はかつては「竹島」と書かれていて、竹も多く生えていたそうです。
それが他の植物も生えてきて、景色の良い島になったので、多景島になったとか。
船から正面に小さく見えるのが、多景島です。
ここは周囲が約600メートルほどの小さな島です。
なんと彌生時代から、島そのものがご神体として尊重されていた聖域だそうで、島全体が日蓮宗見塔寺の境内となっているそうです。
船の中では、「琵琶湖周航の歌」が流れていました。
これは大正時代に作られた曲ですが、1971年(昭和46年)に加藤登紀子がカバーして、大ヒットとなった曲ですね。
この島に立ち寄る場合には、こちらの桟橋のようなところから登るそうです。
私たちは、下船せずに、ぐるりと一周しました。
島の中で、一番目立つのは、高さ3メートルもある五角形の塔です。
ここには、「五か条のご誓文」が5面にひとつづつ、刻まれているそうです。
こんな大きなもの、どうやって運んだのでしょうね。
「題目岩」というのもかなり目立ちます。
高さが約10メートルの岩に、南無妙法蓮華経の文字が刻まれています。
元禄時代に、命綱にぶら下がりながら、3年間かかって、刻まれたそうです。
約40分の周遊でした。
快晴だったので、船上はとても気持ちが良かったです。
海だと風がベタベタするのですが、湖の上なのでそういうこともなく、クルーズを楽しめました。
船からは、彦根城が小さく見えましたよ。
最初に乗り込んだ彦根港に近づいてきました。
琵琶湖クルーズを楽しんだ後は、またバスに乗り、次の目的地である比叡山延暦寺まで向かうのでした。
(この項、続きます)
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