2022年4月10日日曜日

虎ノ門界隈 桜と水路跡

先日は虎ノ門界隈を散策してきました。

この日のメインの予定は、リニューアルオープンされた泉屋博古館で日本画を見ることでしたが、このあたりには水路跡がありそうなので、それでその周囲をウロウロしてきたのです。

まずはメトロの溜池山王駅で降りましたが、「溜池」という名前自体、このあたりは水と関係が深い場所だということが分かりますね。


スペイン坂を登ります。


まだ桜が残っていました。


桜坂という名前の坂もあるように、まだ名残の桜がありました。

近くには大使館もあるので、怪しまれないようにして歩き回りました。

スペイン大使館。実はこちらの敷地内には水路跡がありましたが、さすがに中に入るわけにはいきません。


すると珍しい展覧会があり、誰でも無料で入場できるというので、ちょっと覗いてきました。
着物とフラメンコ衣装をミックスしたような服が展示されていました。上半身は襟合わせが着物風、振り袖で、下半身がフラメンコのスカートというようなミックススタイルが多かったです。


お向かいはスウェーデン大使館。

大使館の脇にあった細い道です。

これはかつて橋だったところの名残でしょうか。オフィス街の人たちがお昼休みに昼食を求めて歩いていました。

別の細い道はあまり人が歩いていなかったので、よかったです。


まだ椿もきれいでした。道は半分が砂利道になっていて、そぞろ歩きにはぴったりです。桜の花びらに覆われていました。


巨木も残されていました。


昔の水路を利用したようにも見えました。

なだらかな坂の脇には、これも水路のような跡がありました。


これは何を意味するのでしょう?


扇状に広がった面白い階段もあったのですが、サラリーマンたちが休憩していたので、着物姿のおばさんはちょっと恥ずかしくて、あまり写真を写せませんでした。

美しい緑の中に、オシャレな建物が配置されていれる城山ガーデン。

このあたりは昭和60年頃から開発されたようです。オフィスと住居が混在しているようでした。掲示板には平成5年とありました。


スタイリッシュなビルと、自然が調和していました。


階段を下ってきたところにも桜がありました。

このあたりから急に下り坂になりました。

メトロの神谷町駅を目指して歩きましたが、そういえばこの町名には「谷」が入っていますね。妄想ですが、昔は谷底だったところなのかもしれません。

ということで、お上りさんをしてきました。

東京にも、まだこんなに緑があるなんて、人工的な町とはいえ、ここで働くひとは幸せですね。

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「一日一句」

昼休み 道に花びら オフィス街


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