さて、鎌倉のカフェのおじさまから、この日の目的地である「アトリエ閑居」への行き方を教えていただいたので、若宮大路をスイスイと歩きました。
そしてちょっと傍を見ると、見失ってしまった滑川に再会することができました。
橋もかかっていたので嬉しくなり、近づいてみると「海岸橋」でした。
反対側には、遠くに海が見えました。
由比ヶ浜海岸ですね。
滑川の最終地点です。遠くにかかる橋にも、行ってみたいと思いました。
海岸にかかる滑川橋は、なかなかおしゃれな彫刻のある橋でした。
そしてもう一度気を取り戻して、歩き出し、ようやくアトリエに着きました。
こちらの写真の建物で尋ねると、アトリエはまだ奥になるとのこと。
石や草に覆われた庭をそろりそろりと歩くと、ちょっと崩れかけたような建物がありました。
中へ入ってみると、外見とはまるで異なり、映画や絵本に出てくるような素敵な空間でした。アトリエだったので、高い天井から自然光がさしていて、広々とした空間でした。
朝井閑右衛門さんは帽子がお好きだったそうで、色とりどりの帽子がかけてあったのが、とても印象的でした。
朝井閑右衛門さんは、昭和の洋画家で、バラの絵を好んで描いたそうです。それで描きかけのバラの絵もありました。
私は洋画はよく分かりませんが、若々しさを感じました。
彼女は生まれは東京だそうですが、鎌倉にある学校に通い、青春時代をすごしたそうです。このアトリエがお気に入りで毎年、こちらでイベントを開催されていたそうです。
そしていただいてきたのが、こちらの辻が花風の花が描かれた白い帯。
今までこのようなタイプの帯は持っていなかったので、私に似合うか気になりましたが、初屋のマダムがいろいろな着物に合わせてくださり、私の手持ちの着物にも合いそうだと思い、購入することにしました。
なんとも贅沢な空間で、ゆとりの時間を過ごすことができました。
ということでアトリエを後にして、また滑川歩きへと進み出したのでした。
この続きはまたの機会に。
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「一日一句」
土匂ふ 古き都に 画家の家
2 件のコメント:
朝井閑右衛門の展覧会が横須賀美術館で開催されたときに行ったことがあります。調べたらもう10年も前のことでした。美術館に一度行ってみたいと思っていたので、目的は美術館とその周りでしたが、浅井閑右衛門のアトリエいいですね。
としちゃんが来ていた着物も帯も素敵だし、買い求めた帯と帯締めもいいですね。
次回そこであったら行ってみたいです。
カンカン、お返事遅くなりすいませんでした。
朝井閑右衛門の展覧会に行っていたのですね。さすがです。
こちらの鎌倉のアトリエは、もう取り壊す?ようで、着物の展示会もできないようです。最後だと聞いて出かけてみましたが、インパクトがありました。帯締めはなんと千円でしたので、超お買い得でした。ピンクは優しい感じでした。何歳になってもピンクはいいわね。
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