先月末のことになりますが、暗渠巡りがお好きなCさんから、「呑川緑道」を歩いてみませんか、というお誘いがありました。
呑川は、蒲田に行ったときに歩きました。東京湾へ注いでいる川ですが、その発端は世田谷区にあるのです。
それで世田谷内の呑川を歩くのも面白そうだと思って、すぐにご一緒することにしました。
世田谷区内には呑川はいくつかのルートがあるようで、どこを出発点にしようかと相談しましたが、私はサザエさんの像があるという桜新町ルートを歩きたいと伝えました。
そしてやってきたのが、田園都市線の桜新町駅です。
田園都市線に乗るには、うちからは渋谷駅で乗り換えます。渋谷のハチ公の周りに、こんなに桜の木があるということは知りませんでした。
桜新町駅に降りたのは初めてでした。この路線は、昔は田園都市線ではなくて、玉川線とか呼ばれていた駅ではなかったかしら。
駅は地下にあり、地上に出た瞬間に出会ったのがこちらの大きな花束?
そしてその隣には、サザエさん一家がいました。タラちゃんが真ん中、左がサザエさん、右はマスオさんですね。
サザエさん一家は、私が想像していたよりも、賑やかな場所に立っていました。人通りが多いと、人に埋れて気づかないかも。
サザエさんの作者である長谷川町子さんは、この桜新町に40年間ほど住んでいたそうです。
そして長谷川町子記念館も近くにありましたが、私達はそこへは行きませんでした。そこよりも、昔は水が流れていたと思われる細い路地を覗いたり、古い石の塀を見つけたりして、喜んでいました。ちょっと変わっているのです。
こういう細い道は、かつて水路だったところだと思われます。桜新町は今では繁華街ですが、江戸時代に開拓された農地でした。また少し前までは「東京の軽井沢」とも呼ばれていて、別荘地のようなところだったようです。
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