2022年4月5日火曜日

世田谷区桜新町へ

先月末のことになりますが、暗渠巡りがお好きなCさんから、「呑川緑道」を歩いてみませんか、というお誘いがありました。

呑川は、蒲田に行ったときに歩きました。東京湾へ注いでいる川ですが、その発端は世田谷区にあるのです。

それで世田谷内の呑川を歩くのも面白そうだと思って、すぐにご一緒することにしました。

世田谷区内には呑川はいくつかのルートがあるようで、どこを出発点にしようかと相談しましたが、私はサザエさんの像があるという桜新町ルートを歩きたいと伝えました。

そしてやってきたのが、田園都市線の桜新町駅です。

田園都市線に乗るには、うちからは渋谷駅で乗り換えます。渋谷のハチ公の周りに、こんなに桜の木があるということは知りませんでした。

桜新町駅に降りたのは初めてでした。この路線は、昔は田園都市線ではなくて、玉川線とか呼ばれていた駅ではなかったかしら。

駅は地下にあり、地上に出た瞬間に出会ったのがこちらの大きな花束?


そう、なんとサザエさんの髪型をしたお花の集まりなのでした。ピンクでとても可愛い!

そしてその隣には、サザエさん一家がいました。タラちゃんが真ん中、左がサザエさん、右はマスオさんですね。


こちらは波平さん、フネさん、カツオくんにワカメちゃん。

サザエさん一家は、私が想像していたよりも、賑やかな場所に立っていました。人通りが多いと、人に埋れて気づかないかも。

サザエさんの作者である長谷川町子さんは、この桜新町に40年間ほど住んでいたそうです。

そして長谷川町子記念館も近くにありましたが、私達はそこへは行きませんでした。そこよりも、昔は水が流れていたと思われる細い路地を覗いたり、古い石の塀を見つけたりして、喜んでいました。ちょっと変わっているのです。


下の写真んは、かつて水車があった場所だそうです。今は新しい水車が回っていました。右奥に黒い水車が見えます。石田氏という家の水車だったのでしょうね。このあたりには、品川用水が流れていたそうです。


地下に田園都市線の通っている道を少し外れると、穏やかな住宅街でした。
お天気も良くて、桜もきれいでした。


ここは世田谷区の施設でした。


近くの公園には立派な古い桜の木がありました。かなり年季が入っているようでした。

こういう細い道は、かつて水路だったところだと思われます。桜新町は今では繁華街ですが、江戸時代に開拓された農地でした。また少し前までは「東京の軽井沢」とも呼ばれていて、別荘地のようなところだったようです。


「新櫻橋」を見つけました。設置年は確認しませんでしたが、旧字体で書かれているので、戦前の橋かもしれません。それが今はなんとごみ置き場になっていました。ちょっと可哀想。
橋の下を覗いてみると、呑川の跡のような水溜りが見えました。


玉川通りを渡り、南の方へ進みます。


こちらにあった掲示板はとても分かりやすくて、親切な表示でした。一ますが200メートルずつ区切られていて、距離感が掴めます。また方角もきちんと北が上になっていました。
地図のお手本のようでした。


英語、韓国語、中国語でも表示されていて、親切ですね。
 

さて、ここからようやく呑川緑道がスタートします。


スタート地点にあった動物のオブジェはなんだろう。鳥のようですね。他にも黒い犬のような狼のようなブロンズ像もありましたが、説明がなくて、残念でした。


お花もきれいに手入れされていました。

続きはまたね。

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「一日一句」

この町は 桜がいっぱい 名の通り


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