「荻外荘」と書いて、なんと読むでしょうか?
答えは「てきがいそう」です。
そこは荻窪にあるお屋敷ですが、かつて総理大臣を3回務めた近衞文麿さんのおうちでした。私が小学生の頃、その話は聞いたことがありましたが、子供には難しくてなんと読むのか分かりませんでしたが、とにかくすごいお屋敷だったということだけは覚えています。
そのお屋敷が長いこと整備されていて、ちょうど去年、再開されたのです。ネット上などでは素晴らしいところだと評判でしたので、一度は行ってみたいと思っていましたが、なかなかチャンスがなく、先日、ようやく実現したのでした。
着物友達のSさんと、Kさんを誘って、荻窪駅で待ち合わせ。
そこから目的地にはまっすぐ行かず、まず私が通った小学校を眺めて、その後、善福寺川に沿って行くことにしました。
昔の学校はすっかり様子が変わってしまい、おまけに校門の場所も変わったので、見たことのない風景になっていました。
それでも学校に隣接していた「鉄砲屋さん」の建物はまだ残っていました。
「山晶工作所」というのが正式名のようですが、現在は分かりませんが、昔はここで鉄砲を製造していたのでした。子供心にも不思議な場所だと思っていました。
その後は善福寺川に沿って10分ほど歩いたでしょうか。
途中には、与謝野晶子の散歩道という案内もありました。
この辺りは、コロナの時に川歩きをしていたので、懐かしい場所でした。
「荻外荘公園」の広場に到着。以前は広場から家を眺めるだけでした。
荻外荘は予約している人が優先的に入場されるので、フリの客はかなり待ちぼうけ。何しろ古いおうちなので、一度には50人程度しか入れないのだとか。
そこではバーチャルリアリティの画面が見られるようになっていました。重要人物たちが椅子に腰掛けて、あれこれ会話をしている場面でしたが、うまくできていましたね。


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