2010年2月7日日曜日

上野・浅草 - にほんの音 邦楽爛漫 ~春~

昨日は浅草寺のすぐ近くにある浅草公会堂というところで、芸大の邦楽科の先生や学生たちによる邦楽演奏会があったので出かけてきました。


その前に浅草寺のお参り。お正月も終わったのに、すごい人出でした。

体が冷えていたので、甘酒を一杯。


私のお目当てはもちろん三味線の演奏です。


最初は雅楽でした。
皇居や京都御所でするような雅の世界でした。
ふにゃ~という笛や銅鑼のような太鼓に合わせて、古風な衣装で踊りを舞っていました。

次は生田流のお琴の演奏。
宮城道雄の曲で、お琴と三絃と尺八との合奏で、お琴と三絃は歌いながら演奏していました。

その次が長唄と日本舞踊の組み合わせ。
「賤機帯(しずはたおび)」という有名な曲に合わせて日本舞踊がありました。
この曲は十代目杵屋六左衛門という人の作曲だそうですが、隅田川を唄ったものだそうです。
狂女の舞いで、凄味がありましたね。
後見(黒子)のお兄さんがすごくかっこよくて、早くうまくなってこういう人の舞台を見たいと思いました。


休憩の後は尺八の演奏。
三人で演奏していましたけど、あのボワ~という音は睡魔が襲ってきます。

最後が能楽観世流の踊りとお囃子で「山姥」というもの。
このお能は、シテの人はお面をつけないで、普通の黒紋付と袴だけで謡を唄いながら踊っていましたが、すごい声量でした。歩き方も美しかったですよ。

こういう邦楽の世界って普段はあまり見ることがないけれど、いかにも「日本」という感じでした。

それにしても昨日は寒かったわ~。

8 件のコメント:

マサ さんのコメント...

浅草には、長いこと行っていません。
実は、浅草で迷子になったことがあるの(汗)
家族でハトバスに乗った時のことでした。集合時間までに戻れなくて、家族はやきもきしていたみたい。結局、バスは出てしまい、夫と子供は、私と運命を共にしました。
以来、浅草は我が家では禁句です。

おおしまとしこ さんのコメント...

あれ、マサさん、どこか他の場所でも迷子になったことはありませんでしたっけ?
はとバスのみんなはやきもきしていたでしょうね。それで結局、マサさんは自力でおうちに帰ったのかしら? まぁ、無事でよかったですけれど・・・・。
浅草はお正月でもないのに、すごく混んでいましたよ。

真蘭 さんのコメント...

浅草寺の修復工事は終わったのね。
としちゃんの仲見から見た写真で拝見すると、本堂の屋根がきれいになっているわ。
昨年秋にはまだ工事中でしたもの。

雅な世界に浸って浅草をそぞろ歩くのも
良いものでしょうね。

おおしまとしこ さんのコメント...

真蘭さん、浅草寺の修復工事はまだやっていましたよ。本堂(?)にはカバーがかかっていました。当分続くのではないかしら。
雅な世界はよかったですね。ああいうのを二十歳くらいのときに見ていたらまた人生も変わっていたかもしれないなと思いました。
それにしても風が冷たくてあまり歩けませんでした。

ハッセルぶらっと さんのコメント...

雷門 懐かしかったです。
今度 上京したときは 本当のお土産を買いますね。
前回のお土産は 新宿レモン社(カメラ屋)で、ジイと同じ歳ぐらいの レチナって云うカメラを買いました^^

おおしまとしこ さんのコメント...

ハッセルぶらっとさん、こんにちは。
レチナって、この前、東山界隈をお散歩された時のお供のカメラかしら。小さくて可愛いカメラ。
今度はレチナで浅草を写していただきたいですね。
お土産は私は舟和の芋ようかんが大好きなんです。他にも人形焼きとかおせんべいとかいろいろあって、どれもお奨めです。

さと さんのコメント...

古典のものを見聞きすると日本の良さを感じますよね。
私も南座で見ましたが身が引き締まる気がしました。しかし普段は全然縁がなくてね、残念です~
そうそう皆さん姿勢の良さが目立ちますね!

おおしまとしこ さんのコメント...

さとさん、この日は「ご招待」というチケットを持っている人がすごく多かったのよ。無料でこれだけの舞台を見られるなんて幸せですよね。
私の祖母はずっと謡をやっていたので、年をとっても背中はぴんとしていたわね。