日本橋のきものサローネに行った▼後は、浅草まで足を伸ばしました。
アフリカの藍染布展をしているというので、着物友だちのSさんに引率されて、アミューズミュージアム▼まで行ってみました。
こちらは「布と浮世絵の美術館」と名乗っていて、いろいろな布文化の紹介や展示をしているところでした。
「ヨルバ族のアディレ展」を見ました。
アディレというのは、藍染布のことだそうです。
実は私は35年程前、3年間、ナイジェリアに住んでいました。
そこには大きく分けて3つの種族がいましたが、一番勢力があったのがヨルバ族でしたので、この展示会のタイトルはとても思い出深いものでした。
ナイジェリアには、日本と同じように、伝統的な藍染や絞りなどの布がありました。
今回の展示会は、ナイジェリアに滞在した時に、その布の魅力に取りつかれて、ご自身で何回もナイジェリアにいらっしゃったという女性が開いていました。
私が滞在していたころは、このような布はどこにでも目にしていて、それほど貴重な布とは思っていませんでした。
大きな布はベッドカバーなどに使っていました。
小さな布はテーブルセンターや、コースターにしたりしていました。
今ではなかなか手に入らないとのお話でした。
小物や雑貨もいろいろと展示されていました。
着物ともマッチするような雰囲気でしたね。
本当に懐かしかったです。
まさか浅草でナイジェリアの布と出会うとは、夢にも思っていませんでした。
よく「絞りや染は日本独自の伝統文化だ」というような話を聞きますが、それは日本だけではないと思いますね。
ナイジェリアを初めとした、アフリカの中でも絞りや染は各地で目にしました。
私は、布をこのように加工するのは、どこの地域でも、どの時代でもあったものではないか、と体験的に思っています。
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そうそう、日本橋から浅草までやってきて、まずはお腹を満たしたのでした。
あちこち決めかねていたところ、ちょっとオシャレなイタリリアンレストランを見つけました。
「バサラ」▼というお店でした。
ここにはテラス席というのがあり、お店の中に入らなくても、ゆっくりと食事ができそうなところでした。
生パスタというのが名物だそうで、私はカレーパスタというのを注文しました。
安くておいしかったですが、お腹がいっぱいになってしまい、苦しい思いをしました。
私は普段、昼ご飯は少量しか食べないのですが、山盛りのパスタを食べてしまい、やはりいつもの定量を守った方が身のためだと思いました。
ちなみにこちらのお店はレストランの他に、着物レンタルもしているようです。
外国人のカップルがすてきな着物姿になっていましたよ。
2 件のコメント:
鎌倉の古民家ミュージアムでもナイジェリアの藍染の
絞り染めがエネルギーがあってすてきでした。
こういう文化は伝わったり、同時発生的であったり
したのでしょうね。
私もカンカンのブログを見ていて、鎌倉でもナイジェリアの藍染があるのか、
と驚きましたよ。
地球上のいろいろな場所で、みんながそれぞれに、「布を素敵にしたい」という思いがあり、
それが絞り染めという工夫を産んだのでしょうね。
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