八王子の「すず香」は、こんな素敵な構えのお店です。
三味線の「智の会」のメンバーの有志で、このお座敷に芸者さんをお二人お呼びしました。
まずは美しいお料理の数々。
芸者さんのお酌でビールをいただきました。
八王子の名酒「桑の都」も優しい味で、おいしかったですよ。
献立は若芽豆腐、鰤棒寿司、鯉から揚げ澄まし仕立て、牡丹海老、和牛ロースト、稚鮎に食揚げ、ご飯、赤だし、漬物、汁粉というフルコースでした。
お食事が一段落したところで、三味線の演奏が始まりました。
トップバッターは、今回の幹事さんをして下さったIさん。
小唄を習っていらっしゃった方なので、しっとりと爪弾いての演奏でした。
お次は、先生のご主人様。
三味線を持ってまだ数日、というのに、さすがに先生のご指導が良いので、黒田節をしっかりと弾いていらっしゃいました。
芸者さんの見事な黒田節の男踊りです。
84歳のお医者様のOさんは、「祇園小唄」だったかしら。
落語家さんでもあるNさんは、のどを披露されました。
ちょっとしたお話もご披露されて、さすがに粋な方です。
こちらは「お江戸日本橋」を弾いている様子です。
この時は芸者さんお二人の踊りとお唄に合わせました。
芸者さんのすっきりしたお顔に比べて、もっさりとした顔をしていますね。
こちらは「荒城の月」を弾いているところです。
一緒に替え手を弾いているのは、日本舞踊を習っていらっしゃるSさん。
芸者さんの踊りを見ていると、首の角度、扇の持ち方など、とても勉強になりますね。
とはいえ、弾いているときは踊りを眺めるような余裕はありませんでしたが。
演奏終了後に3人でにんまり。
どや顔をしていますが、実は自分の三味線ではなく、借りたものだったので、ちょっと手こずりました。
最後にみんなで集合写真です。
先生は今回はお客さまなので、演奏はなしでした。
「すず香」さんは、こんな素敵なところです。
カウンターからお庭を眺めたところ。
何気なく生けてあるお花もステキ。
実はこちらはおトイレです。
あまりにも可愛らしいので、思わず写してしまいました。
みなさん、満足されて雨の中を帰宅しました。
柳に黒板塀が、ほんとうによい雰囲気を出していました。
こんな経験ができたのも、三味線の先生と、お仲間の皆さんのおかげです。
そして八王子のわかばさん、なのかさん、素人三味線に合わせていただき、ありがとうございました。
これは蛇足ですが、芸者さんを呼ぶと、いったいおいくらくらいかかるものだろうかと、気になりましたのが、みんなで割り勘にしたので、それほどの費用も掛かりませんでした。
たまには、こんな大人のお遊びもよいですよね。
【参考】2013年に八王子の芸者さんと遊んだ時の様子です。
こちら▼
ここに、芸者さんたちのパンフレットも載せてありますよ。
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この日の装い。
淡いグレーというか薄緑色の単衣です。
三重織というものらしくて、織り方によって、竹の模様が浮き出ています。
帯は、先月の骨董市で買った紗の袋帯。
萩の模様と淡い紫が気に入って締めてみましたが、実は千円でした。
おまけは、Sさんのお太鼓です。
飼い犬たちの姿を描いてもらったのだとか。
可愛らしいですね。
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