2018年11月22日木曜日

「江戸・東京を歩く」9

このシリーズ、なかなか終わらなくてすいません。
あまりに間が空いてしまって、どこまで歩いたのか、忘れてしまっています。
少しずつ、記憶をたどって書いています。
今回のルートのおよその目安は、信濃町と四谷三丁目の間あたりの地域です。

前回は迎賓館のあたりを通り、そして西念寺(さいねんじ)▼というお寺に行きました。
浄土宗のお寺です。


ここは忍者で有名な服部半蔵のお墓があるところでした。
彼は、伊賀の忍者の頭だったようです。
徳川家康の家来で、槍の名手としても有名で、「槍の半蔵」とも言われた人でした。
彼は家康の長男・信康を弔うためにお寺を立てて、坊さんとなり「西念」と名乗りました。


この辺りも坂が多くて、こちらは「鉄砲坂」。


こちらは「東福院坂」。


坂を上ったり下ったりした後は、今度は須賀神社▼の階段です。
足腰が鍛えられますね。
私は階段を上るのは平気なのですが、下りは弱いですね。


鳥居をくぐりました。


須賀神社は、四谷の鎮守であり、須佐之男命を祀ってある神社でした。

ここには三十六歌仙の絵がありました。
江戸時代の絵だそうですよ。


またここは、映画「君の名は。」の舞台になって、有名になったそうです。

それから、住宅街のようなところをずいぶん歩きました。

お次は於岩稲荷。
ここは数年前、信濃町での仕事の途中に寄ったことがあります。


ここは鶴屋南北の「東海道四谷怪談」のお岩さんの神社です。
映画や舞台でお岩さんを作るときは、監督さんや俳優さんはこの神社にお参りするのだそうです。

「新宿区」の標識があると、地元に戻ったような気分で、嬉しくなりますね。
大京公園▼というところを通りました。
慶応大学病院の裏あたりになります。


この辺りに来ると、もう歩くのが惰性になってしまって、かえって疲れも感じないようになってしまいました。

力を振り絞って、多武峰(とおのみね)内藤神社▼へ。


お賽銭を入れるのも、もう何回目になったでしょうか。


内藤氏というのは、藤原氏の一族だそうで、藤原鎌足を祀ってあるところだとか。
ずいぶん古いのですね。
今でも新宿には内藤町というところがありますね。

四谷大木戸跡です。
この大木戸は、甲州街道の見附(検問所)だったところです。
かつては玉川上水があったようです。
今は水道局になっていて、やはり水と関係があるのですね。


最終地点にかなり近づいてきました。

(この項、まだ続きます)


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