2018年12月28日金曜日

邦楽ライブふたつ

このところ、続けて邦楽ライブに行ってきました。

一つは東日本橋で行われた野澤松也さんの義太夫のライブ。
このライブは、毎月一回、定例的に開かれていますが、今回は「日本橋きもの倶楽部」の会場「わなびば333」で開かれました。


会場にはすてきな着物が飾ってありました。


この日の演目に合わせて、お茶菓子は、忠臣蔵の特製和菓子でした。
一つひとつ、お話の内容に合わせた違ったお菓子で、どれにしようか、悩みました。


オープニングはクリスマスソング。
「赤鼻のトナカイ」は私も弾いた曲ですよ。


みなさん、赤いサンタの帽子をかぶって軽快に演奏していました。


次は笠地蔵のお話を元にした創作浄瑠璃「降積雪六笠地蔵」。
三味線2丁、琴、お囃子の合奏でした。
太鼓の音が、深い雪がシンシンと降る様子をよく表していました。


メインは「仮名手本忠臣蔵」の三段目 裏門の段でした。


スペシャルゲストの高丸えみりちゃんの語りの素晴らしかったこと。
凛としたお声で、きっぱりと語っていました。
紋付羽織がこんなに似合う女の子はいないでしょうね。


小学3年生にして、30分ほどある浄瑠璃をすべて暗記して、立派に舞台をつとめていました。

この後は、お馴染みの三味線解体ショーなどがありました。

じっくりと演奏を聞いていたかったのですが、この日は朝から財布を持たずに外出してしまい、現金もカードもなく、あるのはパスモに数百円だけ、というみじめな日でした。
それで演奏を聞いていても、あれこれと心配ごとが思い浮かんで来て、心ここにあらずでした。
幸い、財布は自宅に置き忘れていたので、ほっとしましたが。

この日の装い。
「クリスマスにちなんだ着物で」というので、派手なオレンジ色の着物にしました。
実はこれはハロウィン用に求めたのですが、10月末ごろはまだ暑くて、袷を着る気分になれなかったので、クリスマスの時期に着てみたのです。
帯は黒、帯揚げは緑、帯締めは赤というクリスマスカラーにしてみました。


かなり派手な着物でしたが、「おばさんでも大丈夫」と言われた着物です。

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もう一つは、世田谷の呉服屋さんで行われた「新内」のライブです。


こちらは「千代の会」のみなさんの熱演でした。


千代さんは、私が三味線を初めて間もない時、「歌謡三味線」というジャンルの三味線を教えていただいた先生です。

お弟子さんたちもとても芸達者で、三味線や太鼓を、時にはリズミカルに、時にはしっとりと演奏していました。

今回のメインの出し物は新内「お富さん」
春日八郎の歌謡曲「死んだはずだよ お富さん~」で有名ですが、お富さんの人間関係の解説があったので、へー、お富さんってこういう人だったのね、と良く分かりました。
プロジェクターでお富さんをレクチャーされているところです。
イラストもとても素敵でした。


「千代の会」のメンバーさんは、お客さんを喜ばすサービス精神に溢れていて、こんなダンスシーンもありましたよ。
腰をフリフリして、お富さんを踊ってくれました。
みんなノリノリになりましたよ。


「大江戸クイズ」というコーナーもありました。
クイズに正解した人は、キャンディーやチョコのお土産をいただきました。

他にも色っぽい新内や端唄、小唄などをたっぷりと聞かせていただきました。
楽しいライブでした。
ありがとうございました。

先の浄瑠璃ライブにしても、こちらの新内ライブにしても、お客様に親しんでいただくためにいろいろと工夫をされて、新しいことに挑戦されています。
邦楽は「昔ながらの伝統を守る」という傾向が強い世界ですが、それに接したことのない人の方が多いのですから、多くの人になじみやすいスタイルで邦楽を広めていただくのは、嬉しいですね。
私自身も端唄や小唄の違いもあまり良く分かりませんでしたが、千代さんに教えていただいて、あーそうだったのか、と思いました。

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会場の呉服屋さんでは、着物に合わせたクリスマス向けの生け花のディスプレイもありました。
これは友人のSさんたちが生けたものです。


豪華な赤の訪問着とよく合っていました。


この時の装いは、お富さんモードで、縞の着物にしました。


これは浜松に旅行に行った時に、リサイクル着物屋さんで見つけたものです。


この年になると、洋服では絶対に着ないような色のものでも、着物なら着られてしまう、というのは、楽しいですね。



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