2018年12月24日月曜日

自分の目で見て、自分の足で歩く

今年の11月に、試しに受験してみた「江戸文化歴史検定」ですが、先日、合格証が届きました。


これは初級のクラスなので、合格率も高いようで、それほど自慢できるものではありません。
とはいえ、受験には時代小説や着物から得た知識も大いに役立ったので、次回はもう少しまともにお勉強をして、上のクラスを受けてみたい、という気持ちになりました。


そしてつくづく思うことは、何ごとも自分の目で見て確かめて、自分の足で歩いてこそ、生きた知識になるのだ、ということです。
現代に生きている私が、時代をさかのぼることはできませんが、できるだけ自分の身体で確かめて、そして知識を身に付けていきたいと思うのです。

たとえば、今回のテストの中で、こういう問題がありました。

江戸時代の地図には、武家屋敷や町屋などの名前の他に、色や記号によってさまざまな情報が示されています。
ということで、
永田町あたりの地図にある「△」の記号は何でしょう、
という問題がありました。
地図の中の道路に△の印がついているのです。

答は次の3つの中の一つです。
1.高札場
2.坂
3.辻番所

答は2です。
△は「坂」を表すものですが、実は永田町あたり道は、両国高校の公開講座「江戸・東京を歩く」▼で、さんざんそのあたりを歩き、東京には坂道が多いことを身に染みていたので、体験から答が分かりました。

こんなふうに、どんなことに対しても、よそからの情報を鵜のみにするのではなく、自分の目で見て、自分の足で歩いてこそ、身につくのだと感じたわけです。

中学や高校の時の地理や歴史のテストでは、ただ丸暗記ということもありましたが、この年になって丸暗記はできるものではありません。
意味が分からないと、覚えられない年になっています。

ということで、歴史についても他のことについても、丸暗記よりも、自分の体験したことや体感したことを大切にしていけたら、と思っているのです。


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