2018年12月29日土曜日

オリエント・カフェ@東洋文庫ミュージアム

今年のことは、今年の記事にしておこう、と思いつつ、書き留めておきたいことがいろいろあって、なかなか今年中に終わりそうもありません。

という言い訳は後にして、先日、東洋文庫ミュージアム▼で伊能地図についての展覧会があったので、行ってきました。
その前に、ミュージアムに隣接する「オリエント・カフェ」▼というところでランチをいただきました。


「オリエント・カフェ」は小岩井農場が運営しています。
小岩井農場というのは、小野さん(日本鉄道会社副社長)、岩崎さん(三菱社長)、井上さん(鉄道庁長官)の三人の頭文字を取って、「小岩井」と名付けたそうです。

当時は岩崎弥之助(三菱の二代目)が社長でしたが、その後、岩崎久弥(三菱の三代目)が継ぎました。
その岩崎久弥さんが大正13年に設立したのが、この東洋文庫なのでした。

ふーん、そういうつながりがあったのですね。
そういうわけで、東洋文庫のミュージアムショツプには、小岩井クッキーなどがお土産品として売られていました。

「オリエント・カフェ」の入り口にある樹々はちょうど紅葉の季節でした。


赤、黄色、緑の植物の色と、建物の色のコントラストがとても美しいところでした。


こちらは、なんとも不思議な色合いの紅葉の葉っぱ。
銘仙の柄にありそうですね。


こういうの柄の帯があったら素敵だな、なんて眺めていました。


レストランの中には、バーカウンターや、ピアノが置いてあったりして、なかなかお洒落な雰囲気のレストランです。


「大人の休日」が過ごせるような落ち着いたところでした。


私はオムライスを選びました。
卵の中のご飯は、チキンライスではなくて、混ぜご飯のようにいろいろと具が入っていました。
ソースはあっさりとした感じ。


サラダとスープ、これにコーヒーが付いていました。


レストランの中から見えるお庭は、「シーボルトガーデン」というそうです。

不思議な動物の白い像がありました。
大理石なのでしょうか。
シンガポールのマーライオンのような、動物でした。


明治から大正にかけての大富豪というのは、たくさんの本を集めたり、農場を経営したりと、粋なことをしていたのだな、と思いましたよ。

この日は小雨がパラパラしていたので、着物はやめてジーンズで出かけましたが、こういう雰囲気のところなら、着物にすればよかったかなと、悔やまれたのでした。

こちらのレストランは、JR駒込駅から歩いて数分、六義園の近くになります。

「伊能図」については、また別の機会にご紹介する予定です。



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