2020年2月21日金曜日

「街の記憶を三味線と凹凸地形でたどる」 2.町歩き編

さて、長唄三味線と、江戸からの町としての東京の成り立ちを聞いた▼後は、参加者は二つの体験コースに分かれました。

Aコースは、三味線体験のグループ。
Bコースは、スリバチ散歩「凹凸地形を体験する」グループ。

私はBコースを選びました。

東京スリバチ学会の皆川会長について、まずは外へ出ました。
永田町から、みんなでゾロゾロと歩き始めました。


少し歩くと、周辺には衆参の議員会館が立っていました。
この辺りは、さすがにお巡りさんの姿が多かったですね。
怪しい団体と思われたかもしれません。


少し歩くと、日枝神社の脇の入り口に着きました。
ここはエレベーターがある正面ではありませんが、昔はこちらが正門だったそうです。


この急な階段を上りました。
鳥居の形は日枝神社独特のものです。


ひーこらと登った上に、日枝神社の境内があります。
ここは、周囲が高層ビルに囲まれています。
お正月にお参りに来た時▼は、ものすごい人ごみでしたが、今回はそれほど混雑はしていませんでした。


日枝神社の守り神の使いは、お猿さんだそうです。
こちらは男の猿で、反対側には子ザルをだっこした母親猿がいました。


日枝神社をお参りした後は、真っ赤な鳥居をくぐって外へでました。


この辺りは江戸時代には溜め池があったそうで、近くのビルの窓には、当時の浮世絵が飾ってありました。
なんだか寂しそうなところだったのですね。


その後は赤坂の繁華街を通って、坂の下にあるお寺さんに行きました。
浄土寺というお寺でした。
皆川さんが解説をしているところです。


ちょっと横道に入りました。
こちらは「M」というカラオケバーです。
タモリの番組「ブラタモリ」で使われる地図が置いてあり、地図好きにはたまらないところだそうです。
そのバーのマダムも、この町歩きに参加されていました。


この細い路地は、かつては川だったところです。
今は水も枯れてしまって、川の面影はありませんね。


赤坂の谷底にあたる場所に着きました。
底の部分には、庶民の家が建っていました。
周囲の高いところには、ビルが林立していて、非常に面白い光景でした。


こちらは「薬研坂」です。
ものすごい急な坂です。
皆川さんはこの場所を見て、「東京スリバチ学会」を作ることを思い立ったそうです。


「薬研坂」の由来が書かれていました。


その近くにある「高橋是清記念公園」です。
246号に面したところにあります。


ここはかつては湧き水が出たところで、今はきれいに整備された池になっていました。


なかなか風流な公園でした。
ちなみに高橋是清は、第20代内閣総理大臣を務めた人です。
近代日本を代表する財政家として知られていて、かつてはここに彼の邸宅があったそうです。


少し歩くと、なんとうちの父方のお墓がある円通寺に来ました。
ここはすごい坂の上にあるお寺で、子供の頃は何回もお墓参りに来ましたが、そのたびに赤坂見附の駅(当時は都電だったかな?)から急な坂を登ってきたものです。
懐かしい場所でした。


その後は赤坂サカスの公園内を歩いて、ようやく終点に辿り着きました。
全部で1時間半ほど歩いたでしょうか。


こちらで皆川さんの本の販売会がありました。
私も一冊購入しました。
皆川さんのサイン入りです。

とても楽しくてためになる町歩きでした。


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