2020年2月23日日曜日

池袋あちこち

先日は、久しぶりに池袋に行ってきました。

最初の場所は、東武デパートで開催中の「伝統的工芸品展」▼でした。


日本各地の名品がずらりと並んでいるのですが、なんか雰囲気が違う。
おかしいなと思ったら、なんとデパートの店員さんも、地方から出展している人たちも、目の前で実演をしている職人さんたちも、すべて白いマスクをしていたのでした。
素晴らしい工芸品も、マスクばかりだと、なんだか色あせて見えてしまいました。

ということでここはザーッと見ただけで、地下道を歩いて「ゆめこもん」▼へ。
ここはカジュアル着物や、男性向け着物をたくさん扱っているお店です。


お店はかつて吉祥寺にあったので、そので時はよくお邪魔しましたが、最近、ちょっとご無沙汰していました。
でも気さくな女将さんと、久しぶりにおしゃべりを堪能してきました。


おまけに、すてきな綿麻の反物を見つけてしまいました。
とても涼しくて、お手入れも簡単だということです。
お値段もお手頃。
どうしようかなと思いましたが、今までに着たことがない色なので、着てみたいという気持ちが強くなり、注文することにしました。
楽しい出会いでした。


(実物はもう少しピンクっぽい色です)

そして今度は目白方面に歩いて、「自由学園明日館」▼に着きました。
ここは、羽仁吉一、もと子夫妻がキリスト教に基づき、自由教育運動の理念により、大正10年に作られた学校です。


まだ日は暮れていませんでしたが、素敵な建物の中から明かりが漏れていて、良い雰囲気でした。


この日は、特別のイベントがあったのです。
少し早めに着いたのですが、もう行列ができていました。
みんなが待っている間、バイオリンとアコーディオンの音楽が流れていました。


入館料400円を払って中に入りました。


「コエドビールと暖炉を楽しむ夜」▼というイベントで、館内の見学と、コエドビールが飲めるのです。


まずは暖炉のある場所へ。
火がパチパチと燃えていて、いい感じでした。


こちらは、別の部屋の暖炉です。


とても暖かい気分になれました。

この建物は、帝国ホテル設計のために来日していたライトが作ったものです。
ライトは羽仁夫妻の教育理念に賛同していたので、学校の設計を快諾したそうです。

その後、関東大震災や戦争の被害にも免れて、平成9年には国の重要文化財となりました。

さて、お腹が空いていたので、まずはビールをいただきました。
ビールは何種類もありましたが、私はループというビールにしました。
黒い色で、ヘーゼルナッツの風味がするということでした。
美味しいビールでしたよ。
他には、瑠璃(るり)、伽羅(きゃら)、澄虎(すまとら)などというネーミングのビールがありました。


おつまみは数種類ありましたが、私は台湾風のご飯にしました。
味はよかったですけど、これで一皿500円は高いのでは?
他にはウインナとか、ミートボール、チーズなどありましたが、一人では何種類も頼めませんね。
誰かと一緒に来ればよかったと思いました。

お腹を満たした後は館内見学。
歴史を感じさせるところですね。


こちらが有名なところですね。


すっきりとしたデザインのスタンドが印象的でした。


みなさん、かつての教室で、楽しそうに飲食していました。


小さな机が可愛い。
なんと98年前の家具だとか。


こちらの明日館ではいろいろな催しが開かれているようで、結婚式もできるとのこと。

ビールは一杯だけでおしまいにして、また池袋まで歩いて戻りました。

池袋の西口公園には新しいリングが作られていました。
美しい映像と音楽が流れていました。
リングの青色がとてもきれいでしたが、花金なのに、コロナウィルスのためか、人がとても少なかったですね。


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この日の装い。

やはり「ゆめこもん」さんで反物を見つけたNonoさんのストレッチ木綿です。
単衣ですが、とても暖かいのです。


帯は、だいぶ前に着物交換会でいただいたもの。


叔母の遺品の赤玉のついた帯留を付けてみました。

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