2020年9月22日火曜日

キモノで世田谷緑地歩き

私の住んでいるところは世田谷区のお隣になります。

世田谷というと、下北沢、三軒茶屋の賑わいなどが有名ですが、なんと区内には16もの「市民緑地」があるそうです。


「市民緑地」とは、都市に残された民有地のみどりのことで、屋敷林、雑木林、樹木畑などを指し、その保全に努めているそうです。

先日、友人に誘われて、その世田谷緑地の一つである「成城三丁目緑地」に行ってきました。成城地域だけで、5つもの緑地があるのだとか。


成城というと、高級住宅地で有名なところですが、そこにも緑地があるというのはちょっとピンと来ませんでした。

ところが、ちゃんとあったのですよ。成城学園駅からのんびり歩いて10分ほどのところです。

ここは自由に入ることができますが、照明もなく、鬱蒼としているので、夕方になったら早めに戻った方が良さそう。

入り口は平らになっていました。


この辺りは「はけ」と呼ばれているところで、武蔵のあたりの崖のような地形のことです。


このような竹林の中を歩くことになりました。まずは下へ下ります。

この日は、天気予報が雨だったので、当初は散策の予定がなく、私は濡れても大丈夫な着物でした。ところが、予報に反して雨が降らなかったので、急遽、お散歩となったのです。持参した長い傘が邪魔でした。

しばらく歩くと、可愛いピンクのお花が咲いていました。「ツリフネソウ」と言うのだそうですよ。


アザミも咲いていました。とても背が高くて、2メートルくらいありました。「セイタカアザミ」と言うのだとか。

階段を下り、下の方まで歩いて、上を見上げたところです。着物でよくこんなところを歩いてきたものです。


この辺りを歩いている時の写真です。
知らない間に写されたようです。
まるでおばあさんですね~。


草履で歩くのは慣れているので大丈夫でしたが、大変だったのはやぶ蚊です。着物の袖から出た手のひらや、腕をめちゃめちゃに刺されてしまいました。

緑地を半周ほどして、入り口の方まで上って戻りました。


柿の木や、栗の木があり、実が成っていました。


実りの秋ですね。

緑地から少し歩いた住宅街には、変わった彫刻がありました。

「成城さくらさくギャラリー」というところにある「太陽暦」という名前の彫刻でした。

ちょっぴり平均年齢の高い4人の女性で歩きましたが、世田谷区はいいところですね。

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この日の装い。

セオアルファーのモノクロ着物。


帯はネットショップで購入した麻の千円のリサイクル帯。

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「一日一句」

いが栗が木漏れ日の中遊んでる





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