今からちょうど40年前、まだ私がうら若き主婦だったころの話です。
当時は、夫の赴任のため、アフリカの某国に住んでいました。
そこでの生活は、日本での生活とはかけ離れ、ガスや水道、電気、食べ物などには不自由しましたが、家事はすべてメイドがやってくれて、暇を持て余していました。
日本人の奥様方は、カードゲームをしたり、コーラスに参加したり、和菓子教室を開いたり、テニスをしたり、とまぁ、優雅な生活をしていました。
その中でも、手芸の得意な奥様はとても人気がありました。私も、彼女にいろいろと習ったものです。
こちらの手毬も、その方に教えてもらいました。
グルグルと糸を巻いたことは覚えていますが、どのようにして模様を作ったかなどは、今となってはまるで忘れてしまいました。
ここにあるのは3個だけですが、もっとたくさん作ったような気がします。
帰国してから後、あちこち引越しをしましたが、なかなか捨てられず、ずっと保管していました。
それでもいよいよ処分しようと思い、その前に写真を撮って、facebookにアップしました。
すると、この毬を欲しいという声があり、びっくり。
若い着物友だちのHさんでした。
ほんとにこんなもので良いのかしらと思いつつ、お渡しすることになりました。
毬を手にして、「可愛い」と言って下さいました。
そしてびっくりしたことは、私がこの毬を作った40年前、ちょうどその年に彼女が生まれたということでした。奇遇ですね!
40年間、我が家にひっそりと隠れていた手毬が、急にスポットライトを浴びたようで、嬉しくなりました。
いやはや、古いものであっても、どなたかに喜んでいただくことがあるのですね。
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この日の装い。
藍色の紬にしました。タブレットで写したので、なんだか本を持っているみたいです。
曲がっている!
3 件のコメント:
毛毬人るは日本のとよく似ていますが、他の二つは斬新ですね。
としちゃんが一時帰国した時だったか、うら若き主婦の頃、アフリカの象牙のブローチを
いただいたことがありました。
アフリカ製は留め金とか簡単に斜めについていて、不安でしたが、細工が素敵で
帯締めにしようと思って大事にしています。
ブログに載せていますがhttps://blog.goo.ne.jp/kankan1012/e/372a9039d145261494ff47e314851f0e
象の模様のブローチです。イカットの帯にでもしてみたいです。
毛毬以下の2文字削除お願いします。変な字が入っていました。
カンカンの「せかほし」に取り上げていただき、ありがとうございました。
留め金などの細工は、やはり日本製ではないので、適当ですよね。
帯留にしたら良いと思います。
歌舞伎座にいらっしゃったときに付けていた帯留も素敵でしたね。
それと文字の削除は、私もできないようです。
文章全体は削除できますが、部分的にはダメみたい。
ということで、すいませんが、このまま残しておきますね。
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