このところ、都心にはほとんど出かけず、近所を散歩するくらいの毎日でした。
そんな時、たまたま新橋演舞場から招待券が届きました。
コロナ禍になって以来、お芝居や歌舞伎、演奏会、映画などにはまったく行っていませんでした。
劇場まで足を運び、お芝居を最後に見たのは、去年2月の「八墓村」▼でした。つまり1年ぶりです。
不要不急の用事なので、行こうかどうかと迷いましたが、マスクを二重にして外出しました。
シルバーパスを利用したのも、久しぶりでした。
出し物は渡辺えりさん主演の「お染与太郎珍道中」。お染と与太郎の偽夫婦が、東海道を江戸から京都へ向かう珍道中のお話です。
他には八嶋智人、太川陽介、西岡徳馬、宇梶剛士などが出演していました。
座席は市松に座るのだと思っていましたが、二人が並んで座る席も用意されていました。
平均すると、4割くらいの入りだったでしょうか。
どたばた喜劇でした。
えりさんのサービス精神満載のお芝居と歌が披露されましたが、なんだか余計な筋が多くて、あまり楽しめる内容ではありませんでした。
このお芝居、初演は昭和54年(1979年)で、その時の主演は三木のり平さんだったとか。
第一部が90分、その後休憩が30分、第二部が60分の合計3時間のものでしたが、休憩時間は飲食が一切禁止でした。
水筒を持参していたので、お茶だけは飲めましたが、休憩時間には何も食べられませんでした。レストランも休業していたし。
お芝居もあまり面白くないし、長時間、他人様と同じ空間にいるのが苦痛になって、途中で退席してしまいました。
こんなこと、初めてでした。
コロナのためか、なんだか芯から楽しめる雰囲気にはなれませんでした。
役者さんや関係者の方には申し訳なかったですけど、安心して楽しめる日がくるまで、劇場には行かないかもしれません。
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この日の装い。
たんすやさんのセールで格安に買った(たぶん1000円)、ピンクの小紋。
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