東京では、先月末までコロナの緊急事態宣言が出ていたので、あまり外歩きはできない状況でした。
暇な時間が多いので、時代小説や推理小説を読んで時間を潰していましたが、災害の歴史の本も読んでいました。
そして自然災害が登場する小説も読んでみようと思いました。
初めに高嶋哲夫さんという人の「東京大洪水」を手に取りました。
これは2010年出版なので、今からおよそ10年前の小説です。
ストーリーは、2つの台風が一つに合体して巨大化した台風が東京に直撃して、荒川や隅田川が氾濫してしまう物語です。そこには気象学者、都知事、区長、防災担当者、高層マンション設計者など、多くの人が登場します。
東京が水没してしまうという架空の話ですが、とてもリアルな小説でした。
私は下町方面の川はあまりよく知らないのですが、それでも溢れ出した大量の水が、地下鉄に流れ込み、それが東京中に広がるという場面は、ぞっとしました。
最近は、大雨や地震などが各地で頻発して、また昨日はJR変電所の火災により、電車がストップしてしまったという事実がありました。
また昨夜は、小松左京の名作「日本沈没」のリメイクもテレビドラマとなって登場しました。
色々な自然災害や事故等によって、私達の生命が脅かされることが多発しています。
政治家には、ぜひ日本は災害国家だということをきちんと認識してもらいたいですね。
そして、この小説のような話が、現実に起こらないことを願います。
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一日一句
いつの世も 侮るなかれ 秋台風
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