日本橋川めぐりの続きです。
隅田川にかかる中央大橋を右折して、亀島川に入りました。この川は日本橋川の分流にあたります。
今回の日本橋川歩きのコースの中で、一番、見たかったのは、こちらの亀島川水門です。
近づいて、じっくりと眺めてきました。
この水門により、津波や高潮による水害を防いでいます。
亀島川水門のそばの歩道には、「江戸湊発祥跡の碑」がありました。
この亀島河岸は、江戸時代は物流の拠点でした。ここで日本全国から届いた物資を陸揚げしていたそうです。
黄金の碇でした。
キラキラしていてかっこよかったです。
周囲には高いビルが並んでいるのに、なんとなく下町情緒が感じられました。
その先は「南高橋(みなみたかばし)」です。
「高橋」
昔、背の高い船が通れるように、高い橋だったので、高橋を呼ばれたとか。
水のある風景は良いですね。いつまでも眺めていたい気分になります。
親柱の上にあるランプがレトロでした。橋の名前のフォントもステキ。
芭蕉の句碑です。
「菊の花 咲くや石屋の 石の間」
元禄年間の句だそうです。
江戸時代にはこのあたりには石屋が多かったそうです。船で材料を運搬するには、川べりが都合良かったのかも知れません。そこに菊の花が咲いていた風景を詠んだのでしょうか。
うまいのかどうか、私には分かりませんが、芭蕉が50歳でなくなる前年の句だそうです。
純真な精神を子々孫々に伝え残すという神社だそうで、江戸時代に創建されたそうです。
文豪・谷崎潤一郎もこの近くに住んでいて、「幼年時代」という作品ではこの純子神社も登場しているそうです。
「新亀島橋」
初めて架けられたのは明治15年(1882年)、木製の橋でした。その後、関東大震災の復興事業により鉄の橋となり、幅も長さもぐんと広がったそうです。
平成7年(1995年)にはまた新しく建設されましたが、親柱というか、面白い形をしていました。これは「廻船」をイメージしているそうです。
仕方なくカフェでお昼にしました。プルコギパンだったかかな。意外と辛かったです。
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