昨日はJR品川駅周辺で用事があったので、出かけてきました。
駅に着いた時は、とてもよいお天気でした。
実は品川駅港南口の近くに、どうしても行ってみたい橋があったのです。
それは「御楯橋」。「みたてはし」と読みます。
この橋は昭和41年に架けられたのですが、名前の由来がすごいのです。なんと万葉集から取ったのだそうです。
昭和17年、太平洋戦争のさなか、海軍経理学校品川分校ができたときに、当時の校長先生が万葉集にある防人(さきもり)の歌
「今日よりは顧みなくて大君の醜の御楯と出で立つ我は」から取り、御楯という名前にしたそうです。
海軍経理学校のあったその場所は、その後、東京水産大学になり、現在は東京海洋大学になっています。
春には周辺に桜が咲き、美しい橋だそうです。
という情報を得ていたので、どうしてもその橋を見てみたいと思い、品川駅港南口に着いた時に、案内板をしっかりと眺めました。
駅から500メートルくらいのところにあり、高浜運河に架かる橋です。
かなり暑い日でしたが、このくらいの距離ならなんとか歩けるだろうと思い、ウキウキしていました。
その後、用事が終わり、いざ橋へ出かけようと思った途端、ものすごい豪雨と雷が鳴り出しました。みんな急いで道路を走って駅に逃げ込んでいました。
スマホにも「品川では雷注意」という警告が何回も出てきました。
さすがにその悪天候では橋まで行けません。
それで品川駅からさっさとJRに乗り込みました。電車の車内アナウンスでも「豪雨のため、遅れるかもしれません」と放送されていました。
そして自宅まで戻ってきましたが、自宅周辺は青空が出ていました。
御楯橋、またいつか行ってみたいものです。
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「一日一句」
夕立や 雷鳴りて 橋遠し
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