2023年12月25日月曜日

今日のひと橋 新橋

今日のひと橋は、新橋です。

と言っても、「汽笛一声新橋を〜」の新橋ステーションではありません。

かつて汐留川というところにかかっていた「新橋」です。

実は、先日、新宿御苑に行った時、「しんはし」と書かれた古びた橋らしきものが、放置状態になっていたのです。こちらです。

まさか、あの新橋ではないだろう、と思っていましたが、暗渠友達のCさんから「あれはかつて新橋にあったもの」ということを教えてもらいました。

かつては、今の銀座あたりには、多くの川が流れていて、たくさんの橋がありました。たとえば数寄屋橋なども実在していた橋です。

そこで、今回は新宿御苑の片割れとなる新橋を探しに行きました。

実は新橋には都営浅草線が走っていて、シルバーパスを利用できる路線であるということが分かりました。私は大門までは都営大江戸線に乗り、そこで都営浅草線に乗り換えて新橋に行く、という安上がりな方法を見つけました。通常よりも300円ほど安くなりそうです。

都営地下鉄の中は、機関車トーマスだらけでした。

こういうケチなやり方をして、新橋駅に立ち降りました。

そして銀座8丁目の交差点を目指して歩きました。

まずは土橋まで行きました。ここもかつては、橋があったでしょうね。

見つけました!

高速道路の下に、新橋は佇んでいました。


橋名は、漢字バージョンでした。

記念碑も立っていました。

そこにはこのように書かれていました。

「新橋親柱は、かつて新橋と銀座の間を流れていた汐留川に架けられていた橋で、昭和38年(1963)、川の埋め立て工事とともになくなりました。保存する新橋親柱は、大正14年(1925)に、長さ20メートル、幅17メートルの鉄筋コンクリートで作られた橋の一部です。地域名の由来を今に残す貴重な遺構です。

平成30年(2018)1月15日

港区文化財総合目録登録 港区教育委員会」

こちらは英語バージョン。


もう一度、見上げてみました。やはり新宿御苑にあった橋と同じですね。


貫禄がありますね。


そばには、銀座の柳の二世がありました。

この場所は、若いときにはよく通った道でしたが、橋があるなんて、全然、気づきませんでした。

今では隣はドンキになっていました。上は高速道路です。

ということで新橋を確認して、その後は銀座3丁目まで歩きました。

「今昔きもの大市」というイベントに行くためです。


これまで何回も利用していましたが、今回は寒かったせいか、会場はとても空いていました。

断捨離の最中なのに、安くて可愛いものがあると、つい買ってしまうのが悪いクセ。

こちらは「壱の蔵」の名古屋帯。千円でした。ぎっしりと織られていて、手触りも良い。

青や藍色の着物に合わせたいですね。

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この日の装い。

先日、世田谷ボロ市で見つけた大島紬。ピンクベージュです。


帯は、facebook友達から頂いたもの。黒に格子柄がくっきりとしていて素敵です。

ただし、帯締めの選択が難しいですね。今回の帯締めは自作ではありません。

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「一日一句」

楽しみは 橋も着物も 年の暮れ

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