大学の授業が正式にスタートして、1週間経ちました。
すごく興味深い授業もあれば、退屈な授業もあります。自分で選んだので仕方ありませんが。
そんないくつかの授業の中で、「あー、これは選んで失敗だったな」と思ったのが、インフラについての授業です。
これは橋やトンネルなどの解説だというので、橋好きの私としてはどんな話が聞けるのかワクワクしていたのですが、主に橋の構造についての解説のようでした。
初回はコンクリートの作り方、ということで先生が目の前で紙コップの中にセメントを入れて、そこに水を加え、ぐるぐる回していくと、コンクリートになるという手品のようなことを見せていただきました。またその中にいれる鉄骨も見せていただきました。
そういうことは初めてでしたので、面白いといえば面白いのですが、理論的なことはちんぷんかんぷん。物質の強度や熱膨張係数などを、物理的、科学的に数式を使って説明されるのですが、なかなかピンと来ませんでした。
受講生はかなり少なくて、みなさん、建設業などに携わってきたようなおじさまばかり。女性は私ともう一人しかいませんでした。
私は橋に興味があるといっても、橋の名前や、その文字のフォント、あるいは歴史的由来などには興味がありますが、橋の素材や難しい数式には戸惑うばかりです。
えーん。
私が好きなのは、こういう古い橋なのですけどね。
という体験をしていますが、新しいことに触れるのは老化防止には一番かもしれません。
そのうち、橋の構造についても詳しくなれるかも。
ちなみに日本で一番最古の鉄筋コンクリートの橋は、明治4年(1871年)、京都の琵琶湖疎水にできた橋だそうです。そのあたりの様子は、私も実際に歩いているので、なるほど、と思いました。
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「一日一句」
立ち尽くす 春の授業の 戻り橋
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