仙台に出かけたのは、もう先月、9月のこととなってしまいました。
あっという間に時間は流れてしまいます。
私の記憶から失せないうちに、松島で出逢った美しいバラ園のお花をご紹介。
(青みがかったピンクのバラ。きれいでしょ。)
でもね、バラを見たと言っても、植物園に行ったわけではないのよ。
実は、ここは「円通院」というレッキとした臨済宗のお寺なのです。
ここには伊達政宗の孫が祀られているんですって。その光宗と言う人は、19歳という若さで亡くなってしまったそうで、その人を弔うために建てられたお寺だそうです。
円通院の公式ホームページは、こちら。
でも、お寺に、バラ? というのもミスマッチでしょ。
仏教と西洋風なお花がアンバランスよね。
バラといえば、うちの近くでは神代植物公園のバラが有名だけれども、ここ松島のお寺でも、それに負けないくらいのかなりの数のバラが咲いていました。
(若さと大人っぽさがMIXされた可憐なピンクのバラ。)
どうして、お寺にバラなのか、というと、江戸時代に伊達藩士の支倉常長がローマに行ったとき、その時にヨーロッパから、バラの種を持ち帰ったんですって。つまり日本で最初に輸入されたバラは、ここが発祥の地だそうよ。
それで、ここは通称「バラ園」と言われているんですって。
これも見て。↓
これは円通院の中にある「三彗殿」というお墓。その厨子をパネルで説明してあります。
写真ではちょっと分かりづらいけれど、ハート♥やクローバーの模様が見えるでしょ。
私たちが何気なく使っている、トランプのマークも、やはり支倉常長がヨーロッパから持ち帰ったそうで、彼は西洋文化の普及に大いに貢献をしていたわけね。
(ビロードのような光沢のあるバラ。ちょっと赤がどぎつくて、娼婦の唇みたい?)
松島といえば、伊達政宗ゆかりの瑞巌寺が有名で、私もそこを目当てに出かけたのだけれど、あいにくと修理中で拝観できなかったの。それでお隣にある円通院に入ったのだけれど、バラ園も見られたし、お庭も素敵だったし、期待していなかった分、かえってよかったわ。
松島の円通院、今度は和風のお庭をまた掲載しますね。
8 件のコメント:
お寺にバラというのはちょっと聞くと合わない感じだけどバラはいろんな種類があるので
案外しっとり落ち着くかもしれないわね。
いつか機会があれば見に行きたいわ。
台湾では来年2010年秋から花博が始まります。
お花はやはりどこの国でも愛される存在ですね。
さとさん、台湾の花博、いろんなお花が展示されるのでしょうね。
お寺にバラは、最初はちょっとびっくりしましたけれど、参詣者は、若い人もお年寄りもみんなバラをバックに、携帯電話の写真でぱちぱちと写していたわ。心楽しくなり、お得な感じがしたの。こういう意外性ならOKですよね。
お坊さんがバラのお世話をしているのかしら?
作務衣を来た園丁さんなんて、ちょっと不思議でいいなぁ。
お寺さんでバラって、エキゾチックな感じでいいかも知れませんね。
見てみたいです♪
トランプのマークも、そんなに古くからあるんですね!
意外な事ばかりだー
お寺にバラね。バラ園の中にお寺がある感じ?青みがかったバラも、ビロードのようなバラも、とてもキレイです。
そういえば、神代植物園の「秋のバラフェスタ」は、今週の土曜日から開催ですよね。この台風で花は大丈夫かな~。
史子さん、ほんとね、どなたがバラのお世話しているのかしら。ここは、仏教とキリスト教とがMIXしたお庭でしたけれど、そこまで気付かなかったわ。
厨子のパンフレットによると「バラ、アカンサス、ガーベラ、フィレンツェの市花スイセンも描かれている」というし、◆やスペードもみんな描かれているんですって。
さすが伊達藩という感じね。
マサさん、このお寺は他にも石庭(竜安寺のミニ版のような感じ)があったり、大昔の洞窟があったり、いろいろ変化に富んでいて、その一角にバラ園があるの。面白いところよ。
神代植物公園はお彼岸のころ行ったけれど、バラはまだ完全には咲いていなかったわ。
その時に写したバラ、載せようと思っていて、忘れられているわ。ほんと、台風が心配ね。花が散らないといいけれど。
意外性が受けるだけじゃないわね。
だって、日本で最初に輸入されたバラの発祥地だなんてすごいじゃないですか。
ビロードのような花 娼婦の唇みたい?ちょっとかわいそうよ。でも、言われてみればそんな気もするわ。としちゃんらしい表現ね。
青みががったピンクの薔薇もいいわ。
日本庭園も見せてね。
神代植物園の薔薇、ちょっと心配。
真蘭さん、そうなのよ、東北の松島でバラが日本で初めて海外から持ってこられたなんて、ぜーんぜん、知りませんでした。
伊達藩ってすごいんだなと改めて感心しましたね。
日本庭園はあまりちゃんと写していないのだけれど、私には好ましいお庭でした。
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