着物関係の知人から、鎌倉についての良い情報をいただきました。
一つは伊兵衛織という織物の創作展。
もう一つは宇治金時のおいしいお店。
この二つの目的のために、鎌倉まで出かけてきました。
結果は、想像以上に素敵な出会いがありました。
まずは織物展のほうから。
八幡宮の手前にある「雪の下画廊」というところで開催されていた「最後の伊兵衛織展」です。
伊兵衛織はどんな織物かというと、雑誌などで樋口可南子さんがよく着ている縞や細かい格子のシックでオシャレな着物です。
一見、木綿のように見えますが、絹織物です。
手で紡ぎ、手で染めているというそうです。
そのために出来上がるまでに1年ほどかかることもあるのだとか。
もう国内産の生糸が手に入らないというので、生産を中止してしまうとのこと。
それで「最後の展示会」ということになったそうです。
それでも熱心なファンがいらっしゃるようで、その方たちは悲しい思いをされているでしょうね。
帯もとてもすてきな綾織りのがありました。
とても複雑な光沢のある色をしていましたが、2色の糸を混ぜて織り上げているからだそうです。
ところがお値段がどれも数十万円もするので、とうてい無理。
目の保養だけさせていただきました。
*****
この日の装いは、先日、八王子の芸者さんと遊ぶ会▼のくじ引きで当たった黒の帯締めをしたくて、それに合わせてみました。
着物は地元の骨董市で3000円で買った絽の着物。細い竹の柄です。
寸法がとても小さいので、安かったのです。
帯は白い地に、前とお太鼓の部分だけが織の模様が入っているリサイクル帯です。
店主の方に、「きれいに着こなしていますね」と言われましたが、こんな高級品を扱っているお店に、骨董市の着物を着て行くなんて、私も図々しいですね。
黒の帯締めはさすがに目立ったようで、誉められました。
織元のご主人からいろいろなお話を伺うことができて、参考になりました。
この後は、かき氷の巻へと続きます。
0 件のコメント:
コメントを投稿