2013年12月18日水曜日

秋の京都 16 ~伊勢丹の思い出~

京都旅行の最終日には、朝から平安神宮に行ったり、国立近代美術館で「皇室の名品」を鑑賞したり、岡崎公園の手作りフリマを冷やかしたりと、結構歩きました。


そして丹後のおいしい日本酒を買ってしまったので、瓶が重くて、もうあまりあちこち歩く気分にはなれませんでした。

そこで京都駅をぶらぶらすることにしました。

これまでJR京都駅にある伊勢丹は年に2・3回は利用していますが、ほとんどが地下の食料品売り場でお土産用の食品を買うだけでした。

今回、初めて伊勢丹の上のほうの階まで行ってみたのですが、すごくスケールが大きくて豪華でした。
フロアの階段の場所がずらしてあるので、長い階段のように見えます。
なんだか宝塚の階段のような感じがしました。

このあたりはレストラン街だったと思います。


この上を上って行くと、広々とした屋上でした。

デパートの屋上といえば、昔は幼児用の乗り物があるのが定番でしたが、京都伊勢丹の屋上は人工的な広場になっていました。

「葉っぴいてらす」というネーミングは誰が考えたのか知りませんが、なんだかちょいとわざとらしい。HAPPYと「葉っぱ」をかけたのでしょうけれどね。

日差しを遮る木があまりなかったので、夏は暑すぎるかもしれませんが、11月初旬の気候にはちょうどよい環境でした。


伊勢丹といえば、今ではファッションリーダーとしてデパート界をリードしている位置にいますが、私が子供のころはあまり目立ったデパートではなかったと思います。

私の母や祖母の世代の人間にとっては、デパートといえば三越か高島屋が定番でした。
赤い抽象模様の三越の包装紙、薔薇の高島屋の包装紙は贈り物をするときには、絶対的な価値を持っていた時代でした。

それが新宿の小さなデパートであった伊勢丹が、若い女性向けのファッションに力を入れだしてから、急にあの赤・黄色・緑のタータンチェックの紙袋を持つのが、オシャレになってきたのですから、時代は変わったのですね。

私が子供のころは、着る服やセーターなどは、すべて母の手作りでした。
手作りもよいのですが、子ども心にはなんとなくダサい感じがして、たまには既製品の服を着てみたいとずっと思っていました。
そして生まれて初めて既製品の服を伊勢丹で買った時は、ほんとうに嬉しかったものです。

そんなことを思い出しながら、伊勢丹の屋上でのんびりとしていたのでした。

さて、帰りの新幹線の時間も迫ってきました。

八条口にあるケーキのショーウィンドウ。

いつも眺めているだけなので、いつかここで食べてみたいものです。


さて、延々と続いてきた京都旅行記ですが、これでようやくおしまいとなりました。

今年中になんとか終わりになって、ほっとしました。



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