私は杉並区立の小学校、中学校、都立の高校に通っていたので、10月1日はいつも学校は休みでした。
昔は、清水昆さんのカッパのバッジというのがあり、これを付けていると、動物園などが無料になるという制度があったのですが、今はどうなのでしょうね。
近所の都立の植物園は無料公開されていたようですね。
そして10月1日は、祖母の葬儀の日でもありました。
今から35年以上前の昭和のことになります。
祖母は「あき」という名前で、「秋子」とも名乗っていました。
その祖母の葬儀の日は、抜けるような晴天で、青空が見事だったことを覚えています。
祖母は今生きていたら、120歳くらいになるのでしょうか。
明治、大正、昭和を生きた下町生まれの粋な人でした。
そして多趣味でおしゃれな人でした。
歌舞伎や能にも詳しくて、話しの合間には歌舞伎のせりふが飛び散っていました。
同じ敷地に住んでいて、子供の時は祖母のところに遊びに行くと、いつもお菓子を与えてくれました。
祖母はたぶん50代後半で未亡人になったはずですが、その後は老後の生活を大いに楽しんでいたようでした。
今の私よりもずっと若かったはずですが、私は「おばあちゃん」だと思っていました。
昔の人なので、いつも着物を着ていましたが、着物を着て、帯を締めた後、ポンとお腹を叩いていた姿は、今も忘れられません。気合を入れていたのでしょうか。
10月1日というといつも祖母のことが思い出されます。
2 件のコメント:
葬儀が10月1日だったというのは、覚えやすくていいですね。(いいというのもなんだけど)
おしゃれで粋なおばあさまの血は、としちゃんが受け継いでいると思います。
10月1日の「都民の日」は、都が運営している公園とかは無料みたいですね。
それでなくても65歳を過ぎると、たいがいの施設で入場料(入園料)は安くなりますよね。
先日行った多摩動物公園も入園料が半額だったのだけど、窓口で「生年月日を言ってください」と言われ、なんかイヤな感じだったわ。
半額だから仕方ないか(苦笑)
マサさん、祖母はたぶん8人くらい子供を産んだはずですが、そのうちの何人かは幼少の頃に病気などでなくしています。また一人は戦争で亡くなりました。
昔の人はみんなそうだったのかもしれませんが、それでも子供をなくすというのは、耐えられない悲しみだったでしょうね。
生年月日を言う、というのは珍しいですね。普通は証明書を出せばいいのですけどね。
最近は映画館に行ってもシニアばかりで、儲からないかも?
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