国展というのは、日本最大の公募展であり、近代日本の芸術をリードしてきた多くの芸術家を生んでいる展覧会です。
現在は、絵画、版画、彫刻、写真、工芸の5つの部会に分かれています。
今年はちょうど90回目の開催になるという長い歴史のある展覧会です。
この国展には、私の同級生が工芸部の会員さんで、毎年出展されているのです。
何と幼稚園、小学校、中学校、高校を通して同じところに通っていた方です。
実は、彼女との偶然の出会いは2012年のことでした。
その時のブログはこちら▼。
それ以来、毎年、国展にはお邪魔しています。
場所は地下鉄乃木坂駅直通の国立新美術館でした。
この日は雨が降っていたのですが、ここは駅からは濡れずに行けるので便利なところです。
こちらは駅に展示してあったポスターです。
まずは同級生の作品を探してみました。
彼女は織が専門の方ですが、タペストリーを織るのが得意なようで、今年もとても素敵な作品で、すぐに見つかりました。
シックな色使いですが、明るい感じがしていて、とても私好みでした。
その後に、他の方の作品を眺めて回りました。
どれもみな素敵な作品ばかりでした。
陶器なども工芸の部会に展示されています。
色鮮やかな作品、斬新な作品、可愛らしいもの、シックなものなど、どれも素敵。
私はこちらの淡い色合いの作品がちょっと気になりました。
左のを着物にして、右のを帯にしたらどうかしら、と贅沢な想像が広がりました。
作家さんというのは、デザインをして、それを織り上げたり、染め上げたりするのは、さぞ大変でしょうが、出来上がった時はきっと嬉しさに溢れるのではないかしら、と思いました。
カフェにはこんなカラフルなものが下がっていましたが、なんとなくロボットっぽい?
こちらの作品は、「美しいキモノ」にも掲載されているそうなので、雑誌を読んでみようと思います。
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この日の装い。
雨に濡れても大丈夫なように、木綿の着物にしました。
藍の型染の着物です。
リサイクル着物なので私にはちょっと大きめなのですが、柄合わせがとてもきちんとしているので、あえて直さずにそのまま着用しています。
これを着ていたら、会場の方に「とてもいいわね」とお褒めの言葉をいただきました。
こういうところにいらっしゃる方は、お目が高い方が多いと思うのですが、そういう方に褒められると嬉しいですね。
また、カレンブロッソの草履に目をつけられて、履き心地を尋ねられました。
もちろん、「とても履きやすい」とお答えしましたよ。
帯は二重太鼓にしましたが、柄合わせが難しい帯でした。
私にはちょっと幅が広すぎる帯でした。
帯は長さだけでなく、幅も注意しないといけませんね。
2 件のコメント:
タペストリーととしちゃんの着物姿がマッチしていましたね。
女子美に行かれたWさんでしたかしら?ずっと同じだったのですね。
帯の幅というのも違うものなのですね。今まで気が付きませんでした。
私が初めて買った草履もカレンブロッソでした。雨の日にいいとかで。
最近夏用の長襦袢で麻と綿のもので家で洗えて、半襟ファスナーというのを
買いました。いただいた着物で袖幅も短かったりするので袖は調節できる
ものにしました。これで夏も着物着れるかしら?
そうです、Wさんです。彼女の作品はいつもおおらかで気持ちが良くなる感じがします。
夏はどんなスタイルでも暑いので、着物だから特に暑いということはないですね。
私は冷房に弱いので、着物でちょうどよいくらいです。
ただし、襦袢の袖があるとけっこうそれだけで暑さを感じるので、
夏は筒袖のものを愛用しています。袖の振りがないだけで涼しくなりますよ。
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