2020年12月10日木曜日

世田谷区上町へ ~ボロ市はないけれど~

毎年暮れの12月15日・16日と、翌年の1月15日・16日に開催される「世田谷ボロ市」ですが、今回はコロナ禍のために残念ながら中止となりました。

私はほぼ毎年出かけて、お目当ての着物や帯を見つけては喜んでいましたが、中止では仕方ありません。

それでもその近くでちょっと変わった展覧会があるというので、世田谷線に乗って出かけてみました。

ボロ市に行く時と同じく、東急世田谷線の上町駅で下車します。ここは「かみまち」です。「うえまち」ではありません。


ボロ市の時には、いつもはこの踏切を渡ってまっすぐに歩くのですが、今回は右手の方に曲がりました。


「ボロ市通り」という看板がちょっと寂しいですね。


「世田谷通り」という太い通りに出ます。

この通りを10分ほど歩きました。暖かい日でしたので、楽ちんでした。

「平成建設」のビルが見えました。


目的地は、ここのギャラリーで開かれている「未来の大芸術家たち」という展覧会です。

とてもユニークな作品がありましたが、展覧会のことはまた後で報告しますね。

ギャラリーで作品を堪能した後は、ちょうど渋谷行のバスが来たので、シルバーパスを利用して乗って、また上町駅まで戻りました。

上町の代官屋敷でも見学しようかと思いましたが、天気予報では午後からお天気が悪くなるというので、今回はパスして、ボロ市のもう一つの駅である世田谷駅まで歩きました。

道筋にはこんな看板が出ていました。「上町銀座会」だそうです。○○銀座というのは、どこにでもありますね。


「世田谷代官お膝元」というのもありました。かっこいいですね。


お腹も空いてきましたが、コロナ禍のため外食は控えているので、そのまま、また世田谷駅から電車に乗って帰宅しました。
「不要不急」の外出でしたので、寄り道はしないですぐに戻りました。

世田谷線はカラフルでいろいろな色の車両がありますが、行きも帰りもオレンジ色でした。

ということで今回は何も買い物もせず、ギャラリーも入場無料、シルバーパスで無料でしたので、電車賃のみで支出はゼロでした。

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この日の装い。

昨年1月のボロ市で見つけた小紋▼です。私には珍しい茶色です。かなり良い品物だと思いますが、たしか1500円だったかしら。とてもお買い得でした。

そこの売り手のおばちゃんは、あちこちの骨董市で顔を会わしている人で、川越でも再会しておしゃべりをしたことがあります。ちょいと口は悪いのですが、良い品を安く売っています。

帯は、かなり前に、靖国神社の境内で開かれていた骨董市で見つけたもの。すごく暑い日だった記憶があります。洒落袋帯なので、私は二重太鼓が面倒であまり締めない帯です。

そこの売り手のおばちゃんはなかなか負けてくれなくて、たしか3500円だったと思います。


お出かけは黒の長羽織。これは神楽坂の福服で見つけたもの。裏地が可愛いので買いました。2500円だったかな。普通の人には裄が短いのですが、私にはぴったり。

あちこちで安く見つけたものの寄せ集めですが、気に入ると嬉しいですね。

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「一日一句」

世田谷の冬はボロ市思い出す



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